スポンサーリンク

こんな時代だからこそ民主主義!

色々な人がいて、いろいろな考え方があって、

対立をすることもあるし、流されることもある。

受け入れられないこともあるし、無条件で受け入れすぎてしまうこともある。

 

興味深い有名な実験がある。

ミルグラム実験またの名をアイヒマン実験ともいう。

すごく簡単に説明すると、

実験の被験者は教師役となり、別室にいる生徒役に問題をだす。

生徒役が間違えると、教師役である被験者は観察者に指示によって、

罰である電気ショックを与える。

それは間違えるごとにどんどん電圧を高くしていくという設定になっている。

電気ショックを与えると別室から段階に応じたさけび声だけが届く。

で、被験者である教師役はどこまで電圧を高くするか?

という実験である。

 

結果、

被験者40人中25人までが最高値まで電圧を上げた・・・。

脅迫や人質などが取られている状況は全くなく、

「あなたに責任はおよびません」という権威のありそうな博士の言葉で、

なんと、

40人の被験者全員が300ボルトの表示まで電圧をあげたという・・・。

 

実験の本来の趣旨は、

ナチス統治下のドイツで行われたユダヤ人に対するひどい仕打ち

それを行っていた人が普通の人であったことから、

普通の人にもそんな残虐なことができるのか?

ということを検証するものだったようだ。

結果、できる・・・ということのようだ、普通の人であっても。

 

そんなわけないだろ!

という批判も当然あったようで、

最近も、同じような実験が再度なされたようだ。

結局、今回も同じような結果になった。

 

人が本質的に残虐非道かどうかはわからないし、

それは、今回、私の話の主旨ではない。

問題なのは

「責任はありません」

という言葉に、それほどの力があるってことだ。

 

人はそんなに簡単じゃないよ!

ってことはわかってて、あえて言うことにする。

要するに、人の行動にとって良くも悪くも

自分にかかる責任の自覚

というものが、大きな意味を持っているということなのだ。

そういう意味で言うと、子どもたちによくよくダメだと言ってきた、

無自覚な悪意

ほど、タチの悪いものはない。

最近ではありがたいことに(?)

私に対する虚偽というか、全く本人の知らないうわさが出ているらしい。

まぁ、流している本人の自覚があるかないかはわからないが、

やっぱりタチが悪い。

まぁ、タチは悪いかもしれないが、

それだけ、私という存在が軽視できなくなってきているのかも・・・

なんて、ちょっとだけ好意的に受け止めている。

それこそ、以前に書いた通り、他山の石としよう!

 

さて、話を戻す。

私は相変わらず継続して、Facebookやtwitterで、

『目指せ!投票率90%超え!』運動

を訴えている。

 

民主主義という言葉が日本に輸入さた幕末明治期から、

1925年普通選挙法ができるまで、

そこには民主主義を勝ち取ろうとする動きが確かにあった。

 

そして今、

主義主張のそれぞれはともかくとして、

再び民主主義を意識しなければならないと思っている。

民主主義とは、構成要素である我々が、

国の、地方自治体のあり方に対して、

1票分の責任を持つということだ。

だから、「おれしらね~し、そんなこと」と、その責任を放棄しないでほしい。

だから、「たった1票だろ?」と、その責任を軽視しないでほしい。

きれい事なのはわかっている。

きれい事だとわかっていて、投票に行かない人に罰金を科す国だってある。

現実的にその国では投票率90%を超えているという。

でも、日本人は!

そんな罰金で縛られなくとも、自分を律することができる国民だ!

 

そして、そういったひとり1人のささやかな行動によって、

ミルグラム実験の逆、

つまり、責任を自覚することで、

お互いに優しくなれるんじゃないか

と浅はかな妄想をしている。

 

妄想とはいえ、そう強く思うからこそ、

ひとり1人が、自分で考えて、決めて、その姿を子どもに見せながら、

大きいところで、民主主義を再び!

小さいところで、『目指せ!投票率90%越え!』

そして、そういった思いや行動はきっと、次の世代に引き継がれていくと思う。

 

・・・ 町議会議員選挙の告示まであと7日・・・

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました