7月2日から3日にかけて発生した、
静岡県熱海市の土石流災害。
スマートフォンの普及とともに、
衝撃的な映像が撮影され、
ニュースなどで放映されるのが常となってきた昨今。
そういった映像を見る機会が増えてきているが、
回数を経れば見慣れるわけでもないということが、
悲惨な災害の映像を見るたびに思い知らされる。
土日曜日にあったということもあるし、
雨のために外出できない人も多いということもある。
とにかく多くの人が、
熱海の土石流災害の映像を繰り返し目にし、
報道番組だけに関わらず、
テレビ番組内で繰り返し聞こえてくるフレーズがある。
ご自分の地域のハザードマップをご確認ください・・・と。
佐久穂町は東日本台風で大きな被害を受けた。
未だにその復旧は完了してるとは言えないし、
復旧だけでなく、
さらなる災害に備える準備を怠らないようにしている。
そういう経験をした佐久穂町であればなおさら、
こんな災害の映像を目にすれば、
当然ながら自宅周辺のハザードマップを
改めて見直そうと思うに違いない。
そこで、佐久穂町の各家庭で思い立ったように、
ハザードマップを探し始める。
インターネットで検索をして、
佐久穂町のホームページから該当ページを探し当てられる人はいい。
ところが、佐久穂町は人口1万人程度の町。
当然ながら高齢者も多く、その手段はハードルが高い人もいる。
だから、各戸配布されているものを探す。
東日本台風災害で被災したばかりだ。
たしかにそういったものが配られた気がする。
そこで、見つかるのがこれだ。

ところが、これ。
千曲川流域の洪水用のハザードマップなのである。
土砂災害や支流のハザードマップではない。
ましてや地図は佐久穂町全域を網羅しておらず、
西側と東側が切れていて、
自分の住んでいる地域が載っていない・・・
という人も多くいるはずだ。
そうすると、自宅の周辺についてのハザードマップがないことに、
不安が生じてくる。
そして、それは自分がないがしろにされた不満へと、
負の感情が成長していくこともありうる。
不安や恐怖は人を狂わせるに十分な要因だ。
というわけで、下調べをした上で、
佐久穂町の総務課に出向いて、
そのあたりの事情の説明と情報収集と要望をしてきた。
まずは、
佐久穂町のハザードマップの経緯を書いておかなければならない。
まず、ハザードマップの管轄は基本は建設課が行う。
平成20年に千曲川ハザードマップが、
平成24年に町内危険箇所マップが出された。
続いて、平成26年に、保存版ということで、
佐久穂町全域を網羅した
土砂災害・千曲川洪水ハザードマップが全戸配布される。
このハザードマップのリンク先に飛んでもらえばわかるが、
日頃の備えや注意事項から各地区の航空写真を利用した危険箇所まで、
さまざまな面を網羅したものとなっていて、情報量も多い。
現在、これが1番実質的なハザードマップとなっている。
そして令和3年に東日本台風災害を踏まえた形で、
千曲川洪水・ため池ハザードマップが出され、
これが全戸配布されて今に至っている。
というわけで、
実は、自宅周辺のハザードマップを見てみようと、
配布されたハザードマップを探してみると、
まず見つかるのが、
令和3年配布の先に画像で見せたものとなる・・・
ということになり、
地図に載っていない地区も生じてしまうということになる。
このことを佐久穂町の総務課の係長と建設課長に確認をし、
現状を理解してもらってきた。
1つは網羅的な保存用ハザードマップは、
平成26年版で、東日本台風災害を経験した佐久穂町には、
改訂版が出される予定があって然るべきであることを伝えた。
とはいえ、予算や業務の問題もある。
ならば、最低でも、
ハザードマップの改定予定などを示しつつ、
平成26年版のハザードマップでよいので、
A4紙1枚で自宅周辺地区の各戸配布をするべきだとも伝えた。
もちろんそれらのことを実施するかどうかは、
検討の上・・・ということになるが、
ぜひ、実施してほしいものである。
また、なんで千曲川流域しか、
令和3年のハザードマップはないのかを聞いてみた。
どうやら、このハザードマップの元は、
長野県が作成しているようで、
実は長野県も千曲川支流についてのハザードマップを、
現在作成しているようではあるのだ。
つまり、それら支流のハザードマップが発表されれば、
それを元に予算化をして、
さらに配布するという青写真はあったらしい。
いずれにせよ、梅雨の時期がきて、
8月9月には台風の時期にもなる。
今回の熱海市の土石流災害を機会として、
今一度、防災対策について、
特に日常の中にあるハザードマップの周知や、
避難訓練の実施方法についての検討、
避難指示などの徹底についてを考え直すべきだ。
最後に、熱海市土石流災害において、
懸命な救助活動をしている方々への尽力に対する敬意を。
そして、
未だ発見されていない方々への一刻も早い救助を願いつつ、
残念ながら亡くなられた方への哀悼の意を表したい。
7月臨時会開会まであと8日

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