国が介護予防B型を推奨する前から、
長野県で、ずっと介護予防について民間での活動を続けて来た人がいる。
中村崇先生。
以前、千曲病院に理学療法士として勤めていて、
その後、NPO法人を立ち上げたりして今に至っている。
11月28日にその中村先生中心に、
長野県立武道館で、
第1回介護予防住民指導者フォーラムが行われた。
介護予防B型の住民指導士とは、
国が定める介護予防事業B型事業運営の
指導者としての役割をする者だ。
こういった公ではなく民間の活動を広げることで、
国としてはいわゆる自助共助を推進しようとしている。
とはいえ、ここで国や公について、
大声で文句を言ったとて、
じゃぁその財源のための増税・・・と言われれば、
実に釈然としない選択を強いられる。
と同時に、
結局、つらい思いをするのは自分の体のことだから、
自分だったり、
愛する家族だったりするわけで・・・。
こういった状況からも、避けては通れない自助共助と、
受け止めるしかないのかもしれない。
そんな中で、
私が関わっている佐久穂いきいき健康クラブをはじめとした、
ボランティア団体やNPO法人が、
それぞれ活動を広げているものの、
団体間の有機的な結合はまだまだ不十分である。
そう感じているからこそ、
こういった大会を開くことになったのだろうと思う。
私の政治的なテーマの1つでもある。
さて、そんな大会の最後、
佐久穂いきいき健康クラブを中心に指導者をしている
鳥川寛子先生が、
今までの功績によってサプライズで表彰された。
当日急遽の鳥川先生に花束を渡す役割について相談されたので、
いつも孫のようにかわいがってもらっている、
私の長男と次男にその大役をさせてもらった。
まぁ、実際に日頃からケーキや本なんかももらってるし・・・
感謝の気持ちしかないわけで・・・。
しかももうひとつのこの活動のテーマとなりうる、
世代間への広がりが少しでも見えるようにしたいという考えも、
私の中にはあった。
今の高齢者は高齢者のままであるわけだが、
私とてあと20年も経てば、言い逃れできない高齢者となる。
長男だって20年も経てば30歳半ば・・・
それこそ私や妻の生活を気にかける年齢になり、
さらに30年後には長男も60歳を超える。
高齢者は増えることはあっても減ることは、今の所、ない!
そんな中でこういった活動がゴクゴク当たり前になるような、
そういった社会になっていく、
そのための活動を紡いでいきたいし、
後ろの世代につないでいきたいと思う。
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