新型コロナウイルスの予防接種を、
市長や町長が先行、もしくは廃棄する予定のものを接種した・・・
というニュースが世間を少し騒がしている。
一般的に、特権的行動というのは、
庶民のもっとも嫌うところである。
・・・逆に自分が特別扱いされることは大好きなんだけどね・・・
だから、こういったことが起きると、
ワクチンを廃棄するのがもったいないから・・・という理由をつけたとしても、
廃棄しないようなシステムを構築しなかった罪を問われるし、
中にはルールを守ることを絶対と主張して、
それならば潔く廃棄すべし!
という人もいるかも知れない。
是非はともかく、いずれにせよ、
批評や非難は後出しジャンケンの場合が多いから、
それはそういうもので仕方がない。
すこし逆の妄想をしてみようと思う。
もしコロナウイルスが急激な猛威をふるい、
たとえば佐久穂町の町長と副町長が公務不能になったとする。
で・・・その急激な猛威に対して、
執行責任者の代表と代理が不在のため、
対応が遅れに遅れたとする。
そうすると住民は不安と苛立ちを持ち、
こうやって言う人が出てくるだろう。
ウイルスに対する防御をしていないなんて町長失格だ!とか
責任感がないのか!とか、
なんでワクチンを先行して接種しておかなかったんだ!とか・・・。
まぁ、これも後出しジャンケン。
中には事態が判明してから、
だから言ってたじゃん!!!
と、いかにも世界を敵に回してまで、
かつて主張してたかのように言う人まで出てくる始末・・・。
まぁ、そういう人たちって、
予想や主張が外れると、潔く
外れてました!すみません!間違っていました!
とは言わずに、黙ってシラを切り通す人が多い印象。
批評や批判は民主主義においてなくなってはダメなものだが、
私はできるかぎり、
公正な視点で事実を理解できるようにしたいものだと思う。
と、こんな妄想をしたわけだが、
現実的にそんなことはないだろ?
とも思う。
でも、そうではない。
東日本大震災の折の大槌町の事例は記憶に新しいところだ。
大槌町は津波のため幹部14人中8人が亡くなり、
町職員も2割強が亡くなったため、
行政としての昨日が一時麻痺してしまった。
このときは、副町長が指揮をとったが、
任期満了に際しても、町長が不在のため、
副町長は再任命されることがなく、
結局、その後は総務課長がその職を代行したらしい。
レアケースというのは、
レアであったとしても現実的な可能性を秘めているから、
レア扱いされているのだと、改めて認識する。
後出しジャンケンの話から、
気がつけば危機管理の話に移り変わっていた。
さきほど、佐久穂町を例にあげて、
町長・副町長が不在で・・・という事例をあげたが、
さて、実際のところ、佐久穂町の場合はどうなるのだろう?
それはまた次回の記事で。
5月全員協議会まであと8日
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