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高校改革と高校入試とトンデモ妄想?

11月10日におこなわれた

長野県教育委員会と

長野県PTA連合会との教育懇談会では、

コロナ禍での教育について

ICT教育の推進について

高校改革について

信州型コミュニティ・スクールについて

などに対して質疑応答をした。

 

今回はその中の、長野県高校入試について、

長野県教育委員会からスケジュールが提出されたので、

まずそれを・・・。

単刀直入にいうと、

私の次男が小5であるが、

その次男が高校入試を受験する際に、

新しい高校入試の方法となる。

もちろん、その方法については彼らが中1のときには、

決まった形を説明してもらえるとのこと。

だから次男はそれを受けて3年間の準備ができるということになる。

 

もっともこれは、入試改革が中心的事項ではないようだ。

各高校のあり方・・・

もっと根幹を言えば、長野県教育委員会が、

どのような教育を念頭においているか?

ということがあくまでも主眼のようだ。

それについては次回に譲る。

 

ここからは予想に過ぎない・・・

いや、むしろ、妄想な独り言に過ぎない。

 

そもそも、当日の教育懇談会でも質問をした内容だが、

評価というものが、

理想の教育への妨げとなっている。

それについても後日語るとして、

結論をいうと、

どんな方法論をとっても、

公正な高校入試ということを大事にするならば、

点数による選別か、くじ引きによる選別へと

集約されていってしまう。

学校教育が教科別学習を捨てない限り避けては通れない。

 

それがわかっているから、点数による高校入試、

つまるところペーパーテストを中心とした高校入試は、

なかなか衰退したり消滅したりしない。

もちろん可能性はないとは言えない。

でも、中国の科挙が600年ぐらいからはじまってこのかた、

教科別試験がなくなることなく、

存在し続けていることを考えると、

その可能性について云々する気にはなれない。

 

というわけで、

今の高校入試となんら変わるものにはならない

というのが、私の結論。

ただ、問題の傾向は一時期変わるかもしれない。

 

まずは、

①文章や数値から正確に情報を読み取る。

②読み取った情報と自分の知識を組み合わせて、もしくは類推させて一定の仮説や結論を見出す。

③そしてその思考を、文章にして表現する。

といったことを確認できる傾向の問題が多く出題されるだろう。

今の長野県高校入試を見てもその傾向は強い・・・

が、しばらくしたらもとの形に戻ってくると容易に想像できる。

 

なぜって?簡単なことだ。

平均点が下がってしまって、

中位下位の学力層の受け皿である高校の、

合否の判別が難しくなるからだ。

そうなると平均点をそれなりの点数に戻すために、

かんたんな、思考力をそれほど必要としなくて、

また個人の読解能力をそれほど必要としなくて、

相手を意識して伝えるだけの表現力を必要としない出題を、

増やさざるを得ないではないか。

 

というわけで、いつものトンデモな改革案は・・・実はある。

それは、長野県高校入試問題を、

すべて各高校によるオリジナルで行うこと。

だから、くじ引きで入れる高校があってもいいし、

思考力をものすごく問うペーパーテストを実施してもいい。

面接やプレゼンテーションで入学者を決めてもいい。

それぞれの高校が、

高等教育として何をめざすのかが、

明らかになるようなシステムになりうる!

 

ただ、これには条件がある。

高校の校長をむやみに配置換えをしないこと。

それこそ5年単位で。

校長に自分の高校に配属される高校教員を選ぶ権限を、

また高校教員側に校長すなわち高校を選ぶ権限を付与すること。

校長が信頼度が低ければ教員を集められないし、

この校長のもとで働きたいと思う教員の

モチベーションの向上にもつながる。

そもそも給与が変わらないならば、

楽をしたいか、やりがいを重要視するかということになるが、

楽をしたい教員を集めている校長のもとには、

やりがいを見つけようとする教員は誰も近寄らないだろう。

 

まぁ、たしかにトンデモな方法だけど、

私は面白いと思うんだよね。

でも、もう気づいていると思うけど、

これって、高校側ではなくて、

人事権を有している長野県教育委員会にしかできない方法。

そしてなにより、我慢と根性を強いられるという面で、

もっとも苦労するのが、

長野県教育委員会ということになる。

 

う~ん。

相変わらずトンデモな妄想をしてしまった。

とはいっても、

今の小5・・・つまり私の次男のときから、

高校入試が変わるのは事実。

学習に広がりをつけつつ、あと1年半、

小学校での学習を楽しんで、

知識や知恵を身に着けていってほしいなぁと思う。

ちなみに私の次男は現在、

小5算数と小6算数の佐久穂学習倶楽部の授業に出席中。

長男は、中1数学と受験用の総合理科・総合社会に出席中。

はてさて、どうなることやら・・・。

 

明日、11月臨時議会開会

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