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善意を掘り起こす?

全佐久PTA連合会の理事会も、

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、

中止を余儀なくされてきたが、

さすがにZoomを使った会議ってのも言い出せなくて、

結局、4月14日の18:30から、

全佐久PTA理事会の縮小版を開催した。

参加者は、現会長である私、次年度会長予定者、

全佐久PTA事務局、校長会代表理事。

 

もちろん今後の予定を決めるのが最優先事項だが、

そのまえに、里親制度についての説明があった。

簡単にいうと

PTAを通して里親制度を啓発していきたい

という内容だ。

 

これはとても大切なことだと思う。

当然、不幸な状況にある子どもを救わなければならない。

だから、全佐久PTAとしても、

できる限りのバックアップをしたいと思う。

だからこそこういった活動の歯がゆさを感じる。

 

その日、全佐久PTA理事会に来ていただいた方は、

児童相談所の方、

NPO法人キッズドリームの方、

その運動を推進している元県議会議員の方の3名。

私はそれらの方々が子どもの問題について、

陰日向なく全力で尽力なさっているのを知った上で、

あえてキツイ言い方をした。

すばらしいことをしているからこそ、

それに対して苦言を呈する人は少ないものだ。

だからだろうか、

そういった活動は一般的な人々との距離感が半端ない。

 

まず、PTAを窓口にして里親制度を紹介するとして、

どのあたりが目的になるのか。

一般的な保護者のみなさんが里親制度を認知することが当面の目的なら、

パンフレットの配布や、

総会・研修会の際に、

それに関する短い動画を見てもらえばよい。

里親になってくれる人が1人でも2人でもほしいならば、

PTAの研修会や人権関係の研修会などで、

講演をしてもらえばいい。

 

そのあたりの目的が明確でなければ、

よいことであったとしても実際の行動に繋げられない。

よいことだから一生懸命やればみんなに通じる・・・

では、あまりにも労力がもったいないではないか。

 

また、里親制度の窓口を広げたいのであれば、

制度や名称をもっと工夫する余地があると、

それこそ大きなお世話だけれども思うわけだ。

里親制度の登録にどのようなハードルがあるのか?

私はそれについては詳しくないが、

少なくとも一般の人が思うにハードルが高そう・・・と、

イメージを持たれてしまいがちだ。

そもそも里親制度という名称がよくない。

偏見といわれるかもしれないが、

どうしても養子縁組のイメージが先行してしまう。

 

話を少し変える。

私の妻や子どもたちは、

ヒッポファミリークラブというグループに所属している。

うちは家の中が汚いので・・・むむむ・・・

国内国外のホームステイを受け入れる回数は少ないが、

それでも2年に1回ぐらいは受け入れている。

1泊ぐらいなら、掃除が間に合えば受け入れられる。

こんな状況になったから、

最近は全くそういういことはないが・・・。

 

話を戻す。

それと同じ感覚で、1日2日ぐらい子どもを預かることはできる。

例えば父が単身赴任で、母が急な入院となれば、

子どもたちだけでいられるわけもなく、

祖父母・親戚もない子どもたちもいるだろう。

こういった状況であるならば、

短期ホームステイと何ら変わらない気がする。

 

これも里親制度の中の仕組みなんだそうだ。

こうなるともう、

里親制度のほうが自ら、

一般的な感覚から距離をとっているようにしか見えん。

だったら、

〇〇サポートプログラムとかに名前を変えて、

登録を、

里親サポーター

ロングステイサポーター

ショートステイサポーター

と3段階ぐらいに分ければ審査の度合いも変わるだろう。

余裕があって、希望があれば、

サポーターのランクを変えていけばいい。

 

こういったことを、

内部の人たちはすでに思いついているに違いないが、

なぜそのあたりをもっと推し進めないのだろう?

と、素直に思うわけだ。

名称を変えるぐらいは、

自分たちの活動ぐらい変えることができるのではないか?

周りの人がショートステイぐらいなら・・・

と思えるようなアピールはできないものか?

と、申し訳ないけど、

ついつい辛口になってしまうわけだ。

 

人の善意を私は信じてやまないが、

それは善意が高位でなければならないということではない。

人は状況に応じて善意を持っていて、

それはそれは小さく、

よくよく見ないと見つけられない・・・

そう、松茸のような・・・

松茸、探したことないけど・・・

でも、そこには確かに存在している。

それがごくごく一般的な善意というものだと思う。

だから目的を完遂したいのであれば、

それを掘り起こさなければならないのだ。

 

日本のボランティア組織って、

意識や善意の高位の人が多い。

それはすばらしい資質だし、

その善意に基づいた行動も賞賛に値する。

ただ、その行動を大きく広げようと思うならば、

自分が高位であることを自覚して、

一般の人の善意を掘り起こしてこそ、

その高位の善意もさらに高みに行けるのではないか?

 

4月臨時議会・全員協議会開催まであと8日

 

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