6月定例会。
すべての議案の採決が終了し、閉会した。
最終日ではあるが、
高野町の消防団の消防ポンプ車を1台、
購入する議案が提出され、
それも委員会審査を省略して、
全員賛成で可決された。
とういわけで、大雑把に言うと、
佐久穂町の、
新型コロナウイルスに関わるいくつかの施策について、
専決された予算の承認と、
これからの補正予算がどのようになっているか?
ということを確認する議会だったといえる。
それらについては、後日、
議会だよりを通してお知らせできればと思う。
その後、議会改革特別委員会が行われた。
数日前に信濃毎日新聞が、
迷走している佐久穂町議会という記事を書いていた。
これは議会改革に関する評価なのだろう。
うん。
迷走している・・・かな。
でも、いいんじゃないの?
迷いつつも走っている方が私はいいと思うけど。
そもそも、いろんなバックボーンを持つ14人が、
選挙をとおして出てきているわけで、
そもそも似たような考えを持っている人が、
それほど多く集まるとは思えない。
善いと思うことが同じであったとしても、
そこは政治の世界だから、
最善だと思う手段というのが同じであることのほうが少ない。
しかも、善いと思う内容が同じであっても、
それぞれその中のウエイトの置き方が異なるのは当然。
いつものことだが、
多様な価値観の共存こそが民主主義の真髄であると、
私は思っているので、
その結果の迷走であるならば、
誇ることまではしないが、まぁ普通じゃないかな?って思う。
話がちょっと脇にそれたが、
とりあえず今回の議会改革特別委員会における
技術的な目標の1つがタブレット議会。
これについては、
タブレット議会部会を議会改革特別委員会につくるということで、
積極的に手をあげて参加することにした。
めずらしく自分から手をあげた・・・。
理由はいくつもある。
理念を議論する場ではなさそうなこと。
具体的な内容であること。
そういった部会を作る必要性を自分が主張したこと。
多様な価値観への対応が可能である気がしていること。
自分の公約の1つでもある、
住民と議会をつなぐという目的に効果が得られそうなこと。
更にいうと広報編集特別委員会の活動にも
有用である面があるのではないかと思っていること。
そして、それらの理由以外にも、
案外大きな動機となったのが、
ギガスクール構想の具体的な動きである。
現状ではむしろ、
新型コロナウイルス対応によって、
その動きは加速させられていてる。
そうなると、
議会であろうと学校であろうと、
具現化せざるを得ない状況なのだろうということになる。
私としては、
学校でのタブレットなどの活用について、
実際に大人たちの世界での活用事例を示さなければ、
かっこ悪いし、
すでに教育としては満足できるものにならないのでは?
と率直に思う。
実は、ある小学校のPTAが新型コロナウイルス対応のため、
Zoomを使って評議会を行ったそうだ。
そのとき何人もの小学校の先生が物珍しそうに、
Zoomを使っているところを脇から眺めていたという。
つまるところ、
学校の先生はZoomを使ったことがない人が多い
ということなんだと思う。
まずはやってみろ!とか言っているわりには、
自分はそれを実行していないのだなぁと、
子どもたちに思われてしまうのは、
これでは避けられない。
というか、
現状でも、
けっこうな子どもたちが教員たちをそう思っていると、
私なんかは想像するけど・・・。
ただこれは、教員が・・・という話ではない。
大人の責任において、
何かを試してみて、形を作っていくということを、
そういった背中を子どもたちに見せねばならぬし、
それを大人がやるからこそ、
子どもたちもそれをやって見るのだろうし、
やってみた上であれば、
なんらかの適切な対応ができる、
そんな子どもたちの憧れるような大人になれるのではないかな?
と、私は思ったわけだ。
さて、タブレット議会・・・。
まずは、何ができて何ができないのか?
何がやりたくて、何をさせたくないのか?を
集めてみて、
多様な価値観のコアな集団である地方議会というものに、
多様な価値観の共存が実践できる・・・
そんな場の提供のお手伝いができればいいなぁと思う次第だ。
広報編集特別委員会インタビューまであと2日
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