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議員定数ってどれぐらい?

佐久穂町の議員定数は14。

12月に行われた佐久穂町議会では、

『佐久穂町議会議員定数条例の一部改正する条例の制定について』が

否決された。

 

『議会だより』を読んでいると、

純粋に意味がわからないところもあって???だが、

その話は後日に・・・。

 

で、その改正案は定数を12にしようというもの。

 

・・・。

私たちは知らない。

議員定数のいわゆる普通を。

だからまったく皆目検討がつかない。

 

で、調べてみた。

一般的に、あくまでもざっとだが

議員定数14人の市町村の人口規模は

飛び抜けて5万人のところが1自治体。

だいたいは2万5千人から1万人。

少ない方に飛び抜けて6千人というところもあった。

 

長野県内で議員定数が14人の自治体は

人口が1万人以上で

辰野町・坂城町・御代田町・山ノ内町・松川町・木曽町・小布施町・佐久穂町

人口が1万人以下で

信濃町・長和町・豊岡村

結構多い。

議員報酬も辰野町・坂城町をのぞいて20万円以下。

まぁ、ほどよく周りをよく見て、バランスをとって設定されているようだ。

ちなみにおまけで、

佐久市(人口10万人)は定数28、軽井沢町(人口2万人)は定数16。

 

こうやって、周りをみているとまぁ妥当という感じがするが、

それは周りを見て平均値だという根拠にすぎない。

もはや根拠というより安心感に近いな。

だから議員定数が何名がいいのかはちょっと素人にはわからない。

 

ただ、それらを調べていて思ったことは、

いくら人口が少なくなったからといっても

どうやら、最低限の人数は必要だということ。

最小の議員定数が6人。

だいたい人口が1000人以下の自治体だった。

議員定数が10人から7人のところでは人口5000人以下がほとんど。

ようするに、仕事として10人ぐらいは必要ってことなんだろうか。

 

昨今、というか兵庫県議会の泣いていた人以降特に

地方議会に対する厳しい意見が増えてきた。

ここには2つの観点があって、

それが不可分であることによる混乱があるように思う。

つまり、

① 地方議会制度は是か非か
② 個人の地方議会議員は是か非か

ということだ。

いつの世もあることだからわかりづらいが、

それでも、政治の腐敗と政治家の腐敗は分けて考えるべきだと思う。

きつい言い方だが、②についてはその責任が県民・市町村民にある。

が、やはり①については地方議会議員がその責を負わねばならない。

少なくとも是か非かを判断するだけの材料を

なんとしても県民・市町村民に伝えなければならぬ。

そういった意味で、今回の佐久穂町の

『佐久穂町議会議員定数条例の一部改正する条例の制定について』

は可否に関わらず、

地方議会としては価値のある行動であったと思う。

これを発議した議員のみなさんの行動に敬意を表する。

 

で、個人的な意見。

万物流転・千変万化・曖昧模糊な意見だよ。

①定数20、議員報酬10万、議会は常に夜や休日に開催する

つまり、町民参加型のチェック機関としての地方議会。

か、

②定数8、議員報酬30万、行政と対等な立法としての議会運営をする

つまり、専業的政治家として条例の力で町政に積極的に関わる地方議会。

のどちらかがいいんじゃないかと思う。

 

いや、これは素人考え。

実際にどんな仕事をしているか知らないし、法律条例にも詳しくない。

でも、自分の考えの基本は

「動機」「目的」

にあるから、

地方議会をどういうものにしていきたいか・・・と考えると

どちらかに寄った方がわかりやすいと思ったまで。

 

いずれにせよ、地方議会があり方を変えようとする行動や情報は

とてもすばらしいことだと思う。

町民としてもそれを受けて、

いろいろな思いを言葉にすべきだ。

 

 

・・・ 町議会議員選挙の告示まであと50日 ・・・

 

 

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