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価値の移り変わりの雑感?

せっかく機会を得たのでコミュニティーについての雑感。

という話を書く前に、

世代的価値観についてまず触れておこうと思う。

あくまでも私感。

な~んの科学的根拠もないからチラシの裏のメモ。

 

団塊の世代以前・・・今の75歳以上ぐらいの世代は、

基本的に飲食に高い価値を有していたように思う。

おなかいっぱい食べることが1つの幸せの基準となっている。

戦後の貧しい時代から高度経済成長期をたどる時代で、

衣食住の充実こそが最優先的な課題となる。

 

特に食については

他とのコミュニケーションツールとして、

高い価値を有していたと思われる。

実際に飲食をともにすることで、

共感や親近感を得る

というコミュニケーションの手法を取りやすくなる。

とりあえず飯食いにいくか?

というのは、

この世代の会社の先輩の得意技だったのではないだろうか?

 

というわけで、この世代は、

食の価値が高い世代であると思う。

 

団塊の世代・・・60歳代ぐらいだろうか。

この世代は高度成長期をすぎてバブル経済を味わった世代。

ここに至ると衣食住はおおよそ充実してきていて、

金銭的な価値を上げること、所持豪華であること・・・

に、主たる価値がシフトしてきたと思われる。

 

だからコミュニケーションツールとして、

比較的高価なゴルフというスポーツが

利用されたのだと思う。

また、食事や飲酒にも行くのだが、

それもできるだけ高額であったり希少であったりする所が

好まれてきたのも、

そういった影響なのだと思う。

そもそもお酒を飲むという行為ひとつをとってみても、

を外食産業に行く・・・つまり飲みに行く

ことが多くなったのもその影響なのだろう。

 

お金が得られるなら、

多少のことは犠牲にしても、全身全霊で働く。

という価値観が肯定されていたのも、

その世代ならではのことだ。

というわけで、この世代は

金の価値が高い世代である。

 

で、その後の世代・・・

バブルが弾けて、

経済成長がそれ程感じられなくなった・・・

が、IT機器の変革に直面した世代。

私はこのあたりに入ってくるのかな?

 

この世代は、

それぞれ自分の持っているものを大事にする。

それは家族であったり、趣味であったり、

生き方であったり、理念であったり・・・。

だから、食は質素であったとしても、

趣味のためにはどば~っとお金と時間を使う。

正直、仕事はそれらを担保するお金を確保するため。

自分に関わりの無いことにはお金や労力を割くことを嫌う。

同じ価値を持つ仲間と時間を過ごすのは楽しい。

別の価値観を押し付けられるのは辛い。

そんな感じ。

 

そんな価値を大事にしているから、

自分の価値そのものが高くありたいと思い、

かつ自分が正しいと思い込みたい願望の人も多い。

だから、ネット社会と相まって、

自分の正義を振りかざして、

それが正義の行為ではないと気づかず、

私から見るとネット上には痛々しい人も多い。

それは個人のレベルではなく、

マスコミといった集団や、

いろいろな企業にも見られる傾向な気がする。

いずれにせよ、この世代は、

自分らしく生きることに

最大の価値を見出してる世代といえる。

 

と、解釈している。

あくまでも今現在の私なりの解釈であって、

それは日々更新される。

いや、更新していく意識を捨ててはならない。

で、1つの結論というか導き出せることだが、

共通の価値というか、共感できる価値というかが、

今の世代は、それ以前の世代に比べ少ない。

だから仲間づくりというのが、

以前と比べて実に難しいということになる。

 

いや、もっとも、

仲間なんてそういうものだろ?

と、この世代は言うにちがいない。

地域?仕事?

自分の好まないコミュニティーに参加する理由なんてあるの?

と、極論するとこんな感じになるだろう。

隣の人とストレスを感じながら形式的に付き合うよりも、

気のおけない仲間と笑っている方が健康にもいいだろ?

・・・

 

太平洋戦争が終わって、かれこれ74年にもなる。

しかもこれはただの74年ではない。

朝鮮戦争の特需景気による急激な経済成長、

人口の急激な増加、

1億総中流社会・・・

そして情報化・国際化によるボーダレス化。

 

日本がゆっくりじっくり74年間を経てきたと、

つい思いがちだが、

実はそうではないと改めて感じる。

だから、戦後の世代の価値観がどんどん変化するのも、

うなずける話だ。

 

あくまでも雑感。

 

本日、9月定例会採決ののち閉会

 

 

 

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