9月18日の9:00から
大学研究会が行う地方創生に関する報告会
を見にいってきた。
佐久穂町は集落点検事業というものを行なっている。
ざっくり言うと、
それぞれの集落でその住民を中心に、
集落の良いところや現状の問題点、
今後の方針などを確認し、共有していこうというもの。
現実的にはそれほど堅苦しくなくてもよくって、
地域コミュニティーの再活性化のきっかけになれば・・・
といった感じだと、私は理解している。
で、
この集落点検事業にはアドバイザーがいて、
それが法政大学教授の図司直也氏。
また、佐久穂町の秋葉屋を中心に、
信州大学生が様々な活動や学習をしているが、
その担当教授が武者忠彦氏。
で、これらの教授のほか、
法政大学の西城戸誠氏、徳島大学の田口太郎氏、
弘前大学の平井太郎氏、鳥取大学の筒井一伸氏を迎え、
6名の大学教授があつまって、
とくに佐久穂町の地域コミュニティーの今後についてをテーマにして、
研究会をひらいた。
それが今回、見に行ってきたものだ。
題して、
佐久穂町コミュニティ創生せんりゃくの立案と展開プロセスに学ぶ
地域コミュニティーを含めた、
コミュニティーを中心とした町づくりを佐久穂町は目指していて、
佐久穂町には
佐久穂町地方創生戦略会議なるものがある。
そのメンバーも出席していた。
内容は地域コミュニティーをどうしていくか?
ということだったと思う。
特に佐久穂町も同様だが、
人口減少地域については、地域の高齢化がすすみ、
地域コミュニティーが衰弱していくという問題に直面してる。
そういったことを踏まえた上での、
今できることのあれこれを、
他の地域の実例をもって検証していく感じがあった。
まぁ、もっとも、
前日からそれら6名の教授は佐久穂町に来ていたようで、
前夜の懇親会の場で色々と話しをしたようだ。
当日は若干その続き感がでていたし、
だからその話を聞きに来た私達は
あくまでも観客といった感じだった。
私は最初っから、観客のつもりででかけたので、
なんら不満なところはなかったが・・・
そうでない人もいたのではないかな?って思う。
そうだなぁ・・・
住民が地域を活性化していかなければならない
という大前提を提唱していながら、
こういった話し合いに住民は参加できん。
結局、偉い人、頭のいい人がやっていることでしょ?
といった疎外感を全く感じないといえば嘘になるだろう。
じゃぁ、率先してやればいいじゃん!いっしょにやればいいじゃん!
と反論が即かえってきそうだ。
でも、能力がないという自負がある人にとっては、
それこそ参加しても言い負かされちゃうし、
そんなバカにされることを受け入れてまで、
そんなリスクは背負いたくないなぁ・・・
と思うに違いない。
まさに、それはきっと、
一部の能力のある、活力のある人の理論であって、
そういう自覚のない多くの人は、
乗っかりたいという気持ち半分、うっとうしさ半分
という思いを持っているのではないか?
と、ふと感じてしまった。
ここ数年、PTAに関わってボランティア活動をしている。
正確にいえば、自分がボランティアをしているのではなく、
保護者の皆さんにボランティアをお願いしている立場になってしまった。
そんななかで、
ごくごく普通の人・・・こういう言い方はいやだなぁ・・・
様々な価値観をもった人の集まり・・・とでもしておこうか、
そういった人の集まりだからこそ、
上手に、力を、存在感を、やりがいを、得意なことを、楽しいことを、
存分に発揮できるきっかけをなんとか見つけたい・・・
と考えるようになってきた。
でもまぁ、一般論はおいておいて、
結局の所、自分のやれることをやっていくしかないのかな?
って正直思う。
自分が何かをやれば、
もしかしたら自分の苦手なところをカバーしてくれる何かを
別の人が始めるかもしれない。
自分は自分しか操縦できないわけだから、
もうそれしか選択肢がないと考えるわけだ。
唐突かもしれないが、私にとっては唐突でもなんでもない。
持っている意味はなんら変わらないと思っている。
むかし、生徒に言ったことがある。
友だちとについて考えたり、悩んだりすることがあったら、
自分の友だちがどんな人だろうと考えるよりも、
自分が他人にとってどんな友だちでいられるのか・・・を
常に考えるようにしないさい。
自分が相手を友だちと認定するのではありません。
自分が相手の友だちたろうとすることで、
はじめて成立する関係なのです。
と。

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