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選挙を経るのが最大障壁?

第5回町村議会改革シンポジウム長野in宮田

に参加してきた。

10月7日12:30から16:30、宮田村民会館にて。

議会改革を進めている宮田村村議会が主催で、

共催は1回から4回までを主催してきた

飯綱町議会や軽井沢町議会。

 

3部構成になっていて、

最初は(株)地方議会総合研究所代表取締役で、

かつ明治大学講師をつとめる廣瀬和彦氏による

今後の町村議会のあり方について。

 

これは実に面白かった。

特に面白かったのは、

資料が市議会・区議会のものしかないとはいえ、

統計学上の調査から相関などを調べた結果

を教えてくれたことだ。

最も驚いたのは、

地方議会議員の報酬が少なくなることと、

地方の財政が改善すること・よくなることに

相関関係はないというもの。

 

こういった客観的資料というのは、

数字だけに頼るというのは危険な面もあるだろうが、

それがなければ話が前に進まない、

というか客観的な議論ができない。

ということを我々は軽視してはいけない。

どうしても感覚的な認識のみで、

是非を決めてしまい、

感覚的だからこそ、

客観的根拠が希薄だからこそ、

どうしてもそれに固執してしまう。

別にこれは、議会についてだけではない。

一般的なものごとの決定におちいる罠だ。

 

2部では6人程度の35グループに別れて、

ワークショップを行った。

これについては情報交換ということだったが、

正直、時間が足りなかったなぁ。

ほかの町村議会の様子をダイレクトに聞けた良い機会だったのに。

 

驚いたのは、

結構な町村議会が議会報告会を実施していること。

でも、報告会とはいっても、

住民のみなさんから要望やご意見を聞いて、

それを町行政の担当者に伝え、

その答弁を議会だよりなどに載せるといったもの。

ようは、行政と住民の仲介役といっていい。

 

第3部はそれらのワークショップを受けて、

月刊「ガバナンス」という

地方議会に関する雑誌の編集長である

千葉茂明氏を中心にパネルディスカッション。

 

面白かったよ。

議会だよりのコンテストをやってるんだけど、

そこで連続1位になった埼玉県寄居町。

議会だよりのできは、

それはそれはすばらしい。

町民を直接紙面にのっけたり色々な工夫が見られる。

・・・で、

今年の選挙。

無投票。

つまり、選挙が行われなかったという。

そこを突っ込む人があまりいなかったけど・・・。

 

議会だよりで良い紙面づくりをすることは、

当然、地方議員の使命の1つであることは間違いない。

でも、良い紙面をつくっている・・・

と、高い評価を受けている寄居町の議会だより。

それを読んでいる人数は増えているのだろうか?

 

また、それを読んでくれることで、

議会に興味を持ってくれているのだろうか?

もしそうなら、

選挙というものを経ないで町議会議員を生み出すことを、

なぜに是とするのか?

 

全体的に通してあるテーマは、

地方議会議員の不足・・・

つまり、地方議員になりたい人が少ないこと。

報酬が少ないとか、

やりがいが伝わってないとか・・・

色々いわれるが、

根本的にそもそものところは、

ちっとも議論していない。

まぁ、議論できないところでもあるわけだけど。

 

それは、

選挙を経なければならないということ!

あの選挙というシステムが、

根本的に普通の人は、あんなこと嫌がる。

みんなにペコペコして、

自分の意見をひけらかして、

他人を悪くいうことも時にはし、

自分の金を費やして、

嫌なことを言われてもニコニコし、

すぐに足元をすくわれるから、

とにかく清廉潔白な人柄を保ち続ける。

あんな苦痛・・・だれが好んでやるもんか!

 

なんでおまえはやったんだ!

と、言われれば、

自分のイメージした苦痛よりも、

自分の子どもや佐久穂の子どもが

将来、享受するかもしれない苦痛よりも、

軽いと思ったからに過ぎない。

たったそれだけのことだ。

それは単なる勘違いかもしれないし、

お得意の妄想かもしれない。

 

そして何よりも、

想像だけではなんとも・・・

実際にやってみなくてはわからないことがたくさんある!

と思ったからにすぎない。

だから町会議員をやっているのかな?

ブログのタイトルのせいじやさん。

別に町会議員じゃなくてもいいんじゃないのか?

と最近、自問自答している今日このごろ。

 

福祉と健康のつどいまであと6日

 

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