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今までの不遇を精算しえるものか?

2月19日の13:30から、

地域いきいき健康クラブの班長会があって、

事務局風のようなアドバイザー風のような立場で参加した。

 

班長会自体は、

3月のはじめに行われる総会に向けての、

打ち合わせ・すり合わせが主であった。

私はその総会資料の担当であったので、

それらの持っていき、間違いなどを確認してもらった。

う~ん・・・

そろそろ3月4月5月。

あらゆる総会が立て続けに実施される時期だ。

 

それはさておき・・・

実はその班長会の前、11:00から、

健康福祉課の高齢者係の方がきて意見交換をした。

これは国からおろされてきている、

地域包括ケアシステムの実施に向けての意見交換だ。

 

いよいよ全日本的に高齢化が進み、

行政や病院などで介護や生活支援をするのが苦しくなってきて、

住民主体のサービスを含めて、

地域全体で介護や生活支援を見ていきましょう・・・

という考え方が出てきた。

わかりやすくいうと、

要介護になりそうな高齢者などにむけて、

介護予防サービスや生活支援サービスを民間で提供しようとするもの。

具体的にいえば、介護予防サービスでいえば、

私達の地域いきいき健康クラブのような活動だし、

生活支援サービスでいえば、

バスや自動車による移動支援、買い物支援、話し相手や家事手伝いなど。

近隣では御代田町が、NPO法人はつらつサポーターをつかっての、

地域包括ケアシステムの先進地であるといえる。

 

で、古くから佐久穂町で活動してきた、

地域いきいき健康クラブの可能性についてが中心議題となった。

まぁ、当然である。

そしてまたこれも当然のことであるが、

地域いきいき健康クラブとしては、

ず~っとそれを主張してきたわけで・・・

しかもその主張に対して、

少なくとも本人たちは不遇な扱いを受けてきたという思いがある。

だから、

話の中で「いまさら」感が漂ったのは、言うまでもない。

 

一方で、地域いきいき健康クラブが会費で運営し、

NPO法人化をしてこなかったのは、

補助をうけることによるシバリが嫌だったからということらしい。

直接、御代田町のNPO法人はつらつサポーターの方に聞いたこともあって、

現実的にNPO法人を運営するにあたって、

やはりシバリが色々とあって、とっても大変だとのことだった。

 

私としては・・・

これが地域いきいき健康クラブの総意ではないと前置きしておいて、

今ある、いろいろな集まり・・・

地域いきいき健康クラブもそうだし、

各地区の公民館活動もそうだし、

民生委員や社協などがやっている?サロンもそうだし、

それらが有機的につながることが、

まず、必要だと考えるわけだ。

そうすれば、

現状の公民館活動にサロンがあるところは、

そこに介護予防活動を入れればいいし、

そういった集まりがないところには、

地域いきいき健康クラブの教室というか集まりを作ればいい。

その点にかんしては全面協力ができるはず。

 

しかも、佐久穂町は介護予防のための拠点として、

公民館を使用するという条件の補助金を使って、

各公民館を改装している。

だからそこでは介護予防拠点としての活動をしなければならない。

でも、実際、任期の短い各区長が、

健康教室などの活動を生み出すことは現実的には難しい。

そうなると、誰かに頼むということにならざるをえない。

それを、佐久穂町がお膳立てをして、

地域いきいき健康クラブで受け持てばいいのだ。

 

と、簡単に書いたが、現実はそうはいかない。

実は、長野県主催で、

そういった活動ができるリーダーを養成する講座を行っている。

今年に至っては、佐久穂町でそれを実施している。

佐久病院主催の佐久健康福祉大学でもリーダー養成に力を入れている。

ところが、そのリーダー予備軍は、現実的に教室を開きたくても、

どうやっていいかわからない。

相当な行動力がなければ現実的な話にはなりにくいのも当然。

しかもそれらによって金儲けができれば、

計画から運営まで自分たちでやるかもしれない。

それが民間企業というものだろう。

でも、彼ら彼女らは技術的な能力はもっていても、

運営などはずぶの素人の、しかもただのボランティアなのだ。

 

そのあたり、行政は気づかなければならない。

それらのリーダーがほしいのは、

「ここ(具体的な公民館)でどうぞ健康増進活動をしてください」

という具体的なお願いと、

「いつも、その活動を応援しています」

という具体的な行動なのだ。

長野県主催のずくだすサポーター養成講座が、

今年、佐久穂町の茂来館で実施されたときも、

その参加者の多くが佐久穂町民にも関わらず、

誰か佐久穂町のそれなりの地位の人が挨拶や応援にきただろうか?

11月4日に行ったメリアワンダーに、

町長以外、佐久穂町の役場の特に健康福祉課の職員が、

何人参加しただろうか?

これは10年も前の話ではない。

ついこのあいだのことなのだ。

 

不遇であると思ってはいても、

地域いきいき健康クラブの目的は、

佐久穂町を中心とした自己健康管理とそのお手伝い。

その目的達成のためならば、

佐久穂町の意向にそった活動に対して、

経験と知識を総動員してお手伝いすることはやぶさかではないのだ。

 

3月定例会一般質問締切まであと3日

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