前回に引き続き一般質問に関する雑感を。
毎度毎度のことながら、
一般質問の一部分を切り取って、
個人的な意見をつらつらと書いていくため、
その辺はあしからずで・・・。
ぜひ、概要を知りたい場合は「議会だより」を。
詳細を求める場合は、それぞれの議員に問い合わせてみて。
本当は2日目は、
5人の議員による一般質問の予定だったが、
1人、急に具合が悪くなって欠席。
大事に至らなければいいのだが・・・。
農業振興策についての質問があった。
この分野で特出すべきが、
国が設定している補助金のたぐい。
特に注目したいのが多面的機能交付金と
長寿命化および中山間地向けの補助金。
これらをどう利用していくか?
ということが重要なのだということが分かった。
まぁ、誰かが音頭を取らなければならないという
現実はずっとついて回るのだけれども・・・。
小中学校における防災訓練についての質問があった。
現在、佐久穂小中学校では、
4月に火災用の避難訓練、
9月に地震用の避難訓練
11月にブラインド型の避難訓練、
そして災害とは別だが、
5月ぐらいに不審者対策用の避難訓練などを実施している。
まぁ、学校関係者でなければ、
年間の避難訓練を改めて通して確認することはないから、
案外、やってるんだぁ
っていう印象をもたれることだろう。
まぁ、その通りで、
しかもマンネリ化が多少なりとも問題だから、
ブラインド型の実施や事前指導・事後指導なども含め、
色々な試行錯誤が行われていることは知っておいてほしい。
しかも、
教科の中でも、
国語の読み物や社会科・理科などでも、
災害についての学習は以前よりもなされていると思う。
今年度に関して佐久穂小中学校では、
地元の消防団の協力を得て、
火災訓練を実施したという。
こういった試みは、
地域との交流の実は最も重要な形態のひとつだと私は考える。
消防団というものの存在や意義は、
地元との関係が濃厚なうちの小中学校の教育の中で、
取りあつかうべきだし、そこで取りあつかわなくて、
いったいどこで取りあつかうというのか?!
というぐらいなものだと思う。
観光振興・地域包括ケアシステムについての質問があった。
それぞれの質問内容はもちろん、
それはそれで意味があるわけだが、
ここでは町長の発言を特に取り上げたい。
町長が言うには、
役場はファシリテーターとしての役割を果たしたい。
つまり、役場はリーダーシップをとるのではなく、
補佐的補助的な役割を果たしていきたいということになる。
いや、これは至極ごもっともな発言だ。
町議会議員になって最も強く思うのは、
役場はなんと堅苦しいところだろう・・・
ということだ。
これは、批判しての意味ではなく、
文書主義的である面もそうだし、
結果的に国や県に文書で縛られているという意味でだ。
ようするに窮屈な中で仕事をしているということ。
これではフットワークは軽くなりようがないし、
ミスを恐れず実行する・・・という姿勢の
真逆であると言わねばならない。
正直、哀れみすら感じるところだ。
だから、役場は、
補助・・・補助金?という立ち位置になるのが、
普通の流れとなるのもうなづける。
じゃぁ、だれがやるのか?ということになるが、
民間の企業が些少の利益しかないところへ、
エネルギーをつぎ込むことはなかなか考えづらい。
だからいわゆる住民が些少な利益のために、
活動をおこすしかないのだ・・・と私は思う。
住民が・・・といったが、
結局これは、
私自身にいい聞かせていることにほかならないのだが・・・。
海瀬・大日向のメガソーラーの質問があった。
これは簡単に言うと、
開発行為に対しての反対の立場での質問であったといっていい。
現状の佐久穂町は、
これらの開発行為に対する法律・条例が、
環境アセスメントの意見書、
森林法・農地法、県の条例
そして佐久穂町環境保全条例ぐらいしかない。
これでは不十分であると考えるならば、
環境保全条例を改正するか、
景観条例などで佐久穂町独自の条例を制定する、
という選択肢がでてくる。
もちろん、環境保全条例改定にしても、
景観条例などの新しい条例制定にしても、
ほんらい条例の改廃制定については、
議会が持つ権限なわけだから、
それをなすべきは議会であるべきだ。
質問は質問として、
議会が議会で動けることではあるわけで、
そこは議員の存在価値が問われるところだと思う。
それは確かに事実だが・・・
私としては正直にいうと、
具体的な意見や考えがまとめられずにいるのが現状で・・・。
もう少し自分の中で精査して、
自分の主張の核を持たねばならぬテーマだと実感した。
以上が、一般質問であったが、
このあとに、
スキー場譲渡に関する議案などが追加で提案された。
明日はその総括質疑が行われ、
次いで、委員会審査が開始される。
それらの内容についてはまた次回以降に・・・。
明日、12月定例会総務文教委員会審査
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