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子どもに見習う「知らない」の捉え方?

午前中は佐久穂小学校卒業証書授与式、午後は委員会総括が行われた。

佐久穂小学校の今年度の卒業生は77名。

 

彼らは小学校4年生のときに、

佐久中央小学校・佐久西小学校・八千穂小学校から、

佐久穂小学校にひとつにまとまって学年をつくってきた。

 

それこそ手探りで・・・

通学をどうするか?

日課はどのように中学校側とすり合わせるか?

その他もろもろ・・・

2年前、1年前の卒業生の紡いできた新しい佐久穂小学校のあり様を受け継ぎ、

高学年3年間を通して、それを具体的なものにしてきた・・・

そういった学年であったように思う。

 

さらに残念というか、致し方ないことなのだが、

佐久穂小学校が開校してから3年間、

児童や教員を支え、中学や地域と結びつけてきた、

古清水巌小学校校長が異動されることになった。

そういった意味でも、佐久穂小学校にとって節目の卒業式だと言える。

 

人は新たなことを得るよりも、

今持っているものを失うことに不快感を強く持つようだ。

それはきっと、新しい・・・つまり未知なるものへの不安が、

恐怖の本質であるからだろう。

だから、今のあるべき現状を守ることに尽力してしまう。

もしくは、変化を望んだとしても、

それはマイナーチェンジ以上でも以下でもない変化に留めてしまう。

 

ここは子どもを見習いたいものだ。

子どもたちは新しい環境でも・・・いや、新しい環境になればなるほど、

大人が思っている以上に高い順応性を示すことがしばしばある。

我々、大人もそれにあやからなければならぬ。

同じ建物とはいえ、中学校という新しい環境になる卒業生は、

4月には、きっと何食わぬ顔で中学生になっていることだろう。

 

これは、

私個人にも戒めとしなければならないことだし、

佐久穂町議会にとっても同様。

もちろん佐久穂町の行政にとっても同様である。

 

午後に行われた委員会総括というのは、

ひとつの予算案・・・補正予算であっても、

担当課ごとに各常任委員会で審議し、ひとつの議案であるがゆえに、

それを総括して可否を決するという役割をもつ。

ただ、その手続きの方法論についてはさらに議論の余地があって、

より良い形が模索されるべきだし、

そのように佐久穂町議会は検討していくことになるようだ。

 

改めて、

77名の佐久穂小学校6年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

古清水校長先生、本当にありがとうございました。

未来の不安に確固たる理由はない。

知らないからこその不安や恐怖。

でも、「知らない」からしか新しい発見は生まれないし、

「知らない」は人が人であるために必要なことだと思う。

たとえそこに不安や恐怖がチラついたとしても・・・。

 

佐久穂中学校卒業証書授与式・3月定例会採決、明日

 

 

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