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合わない数字と四捨五入?

 2日間の委員会審議の中・・・というか外というか・・・

ささやかな「へぇ~」があった。

 

佐久穂町には・・・佐久穂町だけではないけど・・・

一般会計という町の大きな財布がある。

他にも特別会計という役割ごとの特別な財布がある。

このあたりについては、

是非「議会だより第49号」の決算のページを見てもらいたい。

 

さて、その一般会計と特別会計。

その2つの財布は互いにお金のやり取りがある。

一般的には特別会計の不足を補うために、

一般会計からお金を渡すということが多い。

渡すにしも、繰出金というような、ただ渡す場合もあれば、

貸付金というように貸し付けてしまう場合もある。

 

さてそこでちょっとした疑問にぶち当たった。

ちなみに数字は適当なものを使うことをご了承いただきたい。

一般会計から後期高齢者事業特別会計への繰出金があった。

それを仮に12,345とする。

単位は千円。

つまり3桁ごとに「,」をつける表記方法の下3桁を省略している。

だから12,345は、1千234万5千円ということになる。

 

当然、後期高齢者事業特別会計側からすると繰入金があるわけだ。

それが12,344(千円)となっていた。

むむむ・・・1千円合っていない・・・。

これはどういうことだろう?

 

いやいや、もちろん四捨五入の関係かなにかだろうことは想像がつく。

下3桁を表記しなければそういうことにも当然なるだろう。

ただそれが、表中に3ヶ所も見て取れて、

しかもそれが説明においては結構重要な箇所だったりして。

四捨五入の関係といってもなぁ・・・なんて。

 

ということで、恥をしのんであとで担当者に聞きにいった。

回答は実に明快。

四捨五入の関係は半分だけ正解。

実は、歳出・・・つまりお金が出ていく方の会計は、

基本、すべて切り上げで表記しているという。

つまり、出ていく側の金額は、

最大値というかアッパーラインで表記しているのだ。

逆に歳入・・・つまりお金が入ってくる方の会計は、

基本、すべて切り捨てで表記しているという。

こちらは最小値というかアンダーラインで表記している。

とのこと。

 

だからさっきの場合、

繰出金は一般会計の歳出だから切り上げ、

繰入金は後期高齢者事業特別会計の歳入だから切り捨て・・・

散見できた3ヶ所とも同じルールにもとづいたものだった。

へぇ~。

 

小学校の時に習う四捨五入。

正直、四捨五入はとても大事に扱われている感があるが、

それに比べて切り上げ・切り捨ては簡単ということもあって軽視されがち。

でも、こういったところで利用するんだなぁ・・・

って実感できる。

確かに自分でも出費の見積もりを計算するときは、

自然に切り上げで概数を計算している。

当然といえば当然で、

でも、それを理解に繋げられていなかった自分に出会えて、

大きく「へぇ~」

委員会総括・佐久穂中学校卒業証書授与式、明日

 

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