3月定例会が閉会した。
提出された議案はすべて可決された。
この可決された議案の中で、
ひとつ大きく賛成反対が別れたものがある。
それは議員によって提出された・・・いわゆる発議されたもので、
という議案。
私は反対の立場をとったが、賛成多数で可決された。
反対の理由などはあとに書くとして、
まずその内容を。
今までの佐久穂町議会議員の期末手当というのは、
1ヶ月の議員報酬×支給割合×加算率40%を加えた1.4という計算で支給されている。
具体的に6月の議長でも副議長でも委員長でもない私の期末手当は、
185,000円×1.225×1.4=317,275円
同様に12月の期末手当は
185,000円×1.375×1.4=356,125円
となっていた。
この支給割合・・・つまり1.225や1.375は、
実は近隣市町村の議会議員の支給割合と比べて低い。
南佐久郡ではほとんどが、6月は1.575、12月は1.725となっている。
ということで、
近隣と同様にその支給割合をしようと・・・。
この、1.575と1.725は近隣と同様であると同時に、
どうやら国で定めている基準と同じであるようだ。
実は今回、町長を始めとする特別職も同様に、
1.575と1.725の支給割合へと変える条例案を提出した。
ちなみにこちらの議案は賛成多数で可決された。
私も賛成に挙手をした。
さて、話を戻して佐久穂町議会議員の期末手当における支給割合について。
私が反対したのは単純な理由。
制度とはいえ、
自分の報酬に対して
選挙で選ばれた自分に決定権がある状態に異常さを感じているから。
一言でいうとそういうことになる。
制度として仕方ないと割り切るならば、
せめて私を支持してくれている人に、
納得して、了承してもらわなければ、
とてもじゃないけど賛成に一票を投ずることはできない。
子どもによく言っている。
自分が嫌だと思うことは人にしてはいけないって・・・。
私は正直、一般住民だったころ・・・今でも一般住民だが・・・、
地方議会議員もしくは首長が給与を上げる条例をつくってしまうのが、
とっても不快だった。
偏見だと認めた上であえて言う。
自分の給与が自分で決めれるなんていい身分だな!
個人的には町村議会議員の報酬は、
市議会議員や県議会議員のように
議員という仕事のみで生計をたてられるようにすべきだと思う。
しかしながら私の中では、
それは議員報酬についての単独の議論ではなくて、
議員の仕事のあり様という議論の結果に過ぎない。
少数精鋭でフルタイムに近い状態で議員が議員として働けばよいと、
今現在は思っている。
ようするに専業政治家ということになるだろうか・・・。
話が理想へと飛んでしまった。
現実に立ち戻って考えるに、
私には大きな倫理的問題が直面する。
この議案がどんな形であれ、可決されたのが現実。
さて、私の議員報酬は1年間で181,300円上昇する。
これが民主主義の現実である。
反対したくせに報酬が増加する!
私の中でどうやって整合性をつければよいのか・・・。
モヤモヤしているが、
当面の答えとしては、これを何らかの形で住民に還元する!
それぐらいしか思いつかない。
そして、私ができる還元方法は、これもまた、
子どもたちへの教育・・・無料の学習指導・・・ぐらいしか思いつかない。
うん、もともと自分の人生計画にもあったしな。
佐久穂学習倶楽部通常部って名前の・・・。
それを具現化していく!
いずれ、住民のみなさんの納得と承諾のもと、
胸を張って、報酬の増額をお願いして、議会で賛成の挙手ができるよう、
今後の活動をやっていく所存!
佐久南幼稚園卒園式来賓参加、明日
コメント