3月5日に佐久保健福祉事務所が主催する
さくっと「ずく出す」フォーラムに参加してきた。
場所は佐久合同庁舎。
これは以前にも書いた、
ずく出すサポーター養成講座の延長で参加させてもらった。
開会とそれにともなって、
佐久穂町にある地域いきいき健康クラブによる
ご当地体操の発表があった。
そのあと実践発表があって、
後半は講演会。
講演会は、
日本転倒予防学会理事長で東京大学名誉教授の武藤芳照氏による
「高齢者の転倒・骨折を防ぎ、寝たきり・要介護を防ぐために」
いやぁ、実に面白い・・・というか、とっても興味深い講演だった。
個人的には無料なのが申し訳ないぐらい。
どこが興味深いかって・・・
話の内容はもとより、
講演の仕方というか、技術というかが、とっても参考になった。
自身も水泳をやっていて、スポーツドクターになった人で、
オリンピックの水泳選手なんかの面倒も見ていたという。
有名なところで鈴木大地さんとか岩崎恭子さんとか・・・懐かしい。
現在では日本転倒予防学会を中心に研修と啓発活動を中心に行なっている。
そして、知的好奇心をくすぐる話し方をするんだ・・・この人。
まず10月10日、ハッピーマンデーが実施されるまでは体育の日。
そしてかつての東京オリンピックの開会式。
これが今、転倒予防の日だそうで。
でも字面だけみると転倒の日って言われてしまうとか・・・。
日本転倒予防学会結成すぐに、
まずは日本記念日協会に登録料を払って、設定したのだと。
日本記念日協会も知らなければ、転倒の日も知らなかった。
・・・あ!違った・・・転倒予防の日。
話はいろいろと面白く、考えさせられ、親しみがあるといったものだった。
これといってパワーポイントを使うわけでもなく。
で、その中で「ほぉ~」とうなずいてしまったのが、
転倒したらすでに危ない!ということ。
よく、老人になって転倒して、骨折などにつながって、
どんどん衰弱してしまって社会に復帰できないばかりか、どんどん体が弱くなっていく、
という話を聞く。
でも、それは骨折したから問題なのではなく、
転倒してしまうほど体の機能が弱体化している!
ということが大切なんだと。
転倒は生命の黄信号
現象が起こるには理由があって、理由の段階で対応しなければならない。
ということ。
そんな話を、
芸能人の転倒骨折の事例や、
ちょっとした質問を交えながらお話してくれた。
いや!見習う所、大。
というわけで、
ありがたいことに有料でもいいような講座内容を無料で聞くことができたのは、
とっても幸せなことで、
無料っていっても当然お金はかかっているわけで、
そのあたりを真摯に受け止めながら、
自己満足な時間を過ごしてこれた。
あぁぁ~あ・・・私も講師業っていうの?
やりたいなぁ・・・
というか、かつては少しやっていたんだから、
それを活かしたいなぁ・・・。
3月定例会一般質問、明日!
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