旅行が苦手だ。
旅行という表現を使うと、
まわりの議員の皆さんから一様に返ってくる返事。
これは旅行じゃなくて視察!
はぁ、なるほど。
気にも留めてなかったが、
一般的に旅行というと遊びなんだとあらためて知る。
職業病かもしれないが、
教員の・・・特に中学校の教員の経験があると、
旅行は仕事以外の何物でもない。
ましてや、泊まりの動きが苦手な私は、
普段から遊び目的の楽しい旅行なぞを計画しない。
だから余計、
あぁ、自分ってみんなと言葉の持つ意味が違うんだなぁ
って思う。
さて、今回の南佐久環境衛生組合の視察。
1日目の目的地は埼玉県春日部市。
知る人ぞ知る、クレヨンしんちゃんの住む所。
ここの汚泥再生処理センターを見学。
平成29年3月に建設された施設。
し尿処理を処理する施設。
・・・
そういえば私も最初し尿って聞いたときに、
???って思ったなぁ。
し尿というのは、
くみ取り式のトイレの排泄物。
今でこそ下水道が普及してきたけど、
昔はよく走ってたよね、バキュームカー。
で、し尿処理施設なんだけど、
名前が再生処理なわけで、
何をどうやって再生するかってことだけど、
し尿をね、水分と固形物に分離してね、
固形物を助燃剤として使用するの。
それを他のゴミと一緒に燃やして、
その熱エネルギーを再利用する。
実はし尿だけではなくて、
給食の際にでる生ゴミなんかも、
同じように処理している。
私がおどろいたのは、
し尿が水と固形物・・・水分が70%・・・に、
分けられるってこと。
ようするに排泄物が燃えるってことだ。
もうひとつは、さすが新しい施設だけあって、
立て替え前の施設より敷地面積にして
25分の1で済んでいること。
これによって、使用する電気もここの施設に関して言えば、
約3割程度ですんでしまうという。
技術の進歩はすさまじい。
ついつい私たちは、新たなイノベーションを期待してしまうが、
一見、マイナーチェンジに見える変化でも、
その効果・・・特に経済的な効果は大きいものがある。
最後にちょっとだけ教育的発想で施設の職員に質問してみた。
こんなすごい施設なんだけど、
小学校の見学はきますか?
もちろん小4の社会科で学習するから当然くるんだけど・・・
春日部市の小学校、すべてではないらしい・・・。
春日部市の小学校の皆さん。
わざわざ長野県から視察に来るぐらいの施設!
見なきゃぁ、学習に使わなきゃぁ、知ってもらわなきゃぁ、
損だよ、損!
振り替えって、
佐久穂町にそういった自慢できるものがあるか?
そして、
それを佐久穂小中学校は学習対象にしているか?
って思う今日この頃・・・。
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