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長野県町村議会議長会議員研修の第2部!

松本にあるキッセイ文化ホールで、

長野県町村議会議長会議員研修が行われた。

 

その第2部。

新潟県立大学准教授の田口一博氏による

議員のなり手不足について。

 

うむ。

以前の松本市波田で行われたシンポジュームも同じ内容だったな。

 

やっぱりどこもかしこも、

議員のなり手不足が気になるらしい。

面白かった表現は、

現在の町村議会議員の平均年齢が60歳ぐらい。

昔の新人議員の平均年齢が30歳ぐらい。

今は新人議員の平均年齢が60歳ぐらい。

だそうだ。

ようは、生活に余裕がある人が

町村議会議員をするしかないって状況だということかな。

 

町村議会のなり手不足の根幹は、

やれ議員報酬だの、そうでないだの・・・。

はっきり言って議員報酬が町の職員並になればいいと正直思うよ。

でも、それを言い出したら、議員をやめなきゃいけないかもしれない。

そんな恐怖が選挙で選ばれる議員にはついてまわる。

タダで町民のために身を粉にして働いてくれる人がいい!

と、本気で町民が思っているとは正直思えないけど、拭えない恐怖。

 

町民の立場としてはむしろ、

町の職員並でいいから、

もっとガンガンと町のために働いてほしいと

思っている人も結構いるんじゃないのかと思う。

ただ、本当に給料泥棒になっていないかってことは、

やっぱり気になるよね。

そこが嫌なんだろうなぁ・・きっと。

だから、結局ついて回る・・・。

自分なりにやったとしても、それを認めてもらえないのじゃないかという恐怖。

 

田口氏の言われることは、

具体的な事例も入って面白かったし、よく分かる話だった。

ようするに、議員の仕事や魅力を、もっともっと前面に押し出して

町村民にそれを知ってもらうことが、

地道だけど前進する方法だと。

 

私も異論はないし、その通りだと思う。

それを抑えた上で、

私は選挙権のない子どもたちに佐久穂町を引き継ぎたい。

それは、彼らのための町を引き継ぎたいのであって、

私達にとって現状心地よい町を、彼らに手渡したいわけではない。

現状についての思考より、未来への思考を大事にしたい。

それが基本的な考え方。

その考え方からすると、

子どもたちが、将来、町議会議員として町に関わるとき、

報酬がいくらあれば、議員として活動することができるか?

 

金の問題ではないと言う人もいるが、

そういう人には逆に聞きたい。

お金以外でどうやって、仕事や役割の価値を推し量るの?

 

 

名誉?名声?

いやいや。

名誉や名声は、存在そのものの価値を示すものだ。

つまり、町議会議員であることそのものを価値にするものだ。

その働きや仕事内容や、思いや活動を評価するものではないんじゃないかな?

だから、町議会議員であることそのものにこだわって、

その活動や仕事内容にこだわらないようなことになったりするのではないか・・・。

いいすぎかな?

 

私の思考も限界に達してるなぁって思う。

議員定数と議員報酬のことを考えた時、

やっぱり財政の範疇で、現状と同等で収まるように考えてしまっている。

反比例の関係みたいにね。

議員定数を増やせば、議員報酬が下がる、

議員報酬を上げれば、議員定数を下げる・・・。

こういった考え方って、議論の根本に据えてはいけないよね。

 

私がしなければならないことは、

自分の家族が、今この時に、不幸にならないように最低限した上で、

子どもたちが町議会議員という仕事を理解して、

それが仕事としてイメージできるような活動を、

実際に見せていかなければならないということ。

会議や委員会活動はもちろん知ってもらわなければならないし、

見せていかなければならないと思うけど、

重要なのはそれ以外の部分。

町議会議員として、

どんな活動ができるのかという可能性を、

見せなければならない。

それが、なりたいと思う側とそれを金銭的に支えたいと思う側の

両方の意識を育てることにつながると信じるから。

 

9月定例会まであと45日

 

 

 

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