一般質問の1日目。
3人の一般質問が行われた。
一覧表についてはコチラ。
そして、毎度のことだが、
このブログは私個人の意見の蓄積であって、
テーマは他の議員の一般質問から頂戴しているが、
あくまでもテーマを頂いたに過ぎないので、
それぞれの具体的な質問内容については、
各議員にお話を聞いていただきたい。
さて、今回のテーマのうち最も興味を引いたのは、
千曲病院の改革戦略について。
まず、驚きなのは、
現状で常勤医師が3人しかいないということ。
・・・これは院長を含めずにか?含めてか?
圧倒的な医師不足・・・というより、
非常勤医師で構成されている組織的な脆弱感はある。
教員の頃からずっと言っているが、
個人と同様に、
集団にも生命力というものがある。
それを軽視してはいけないし、
それを重要視すれば事態は好転することが多いものだ。
そういった意味での脆弱感である。
そこを改善するために、
まず着手すべきは医師の、特に常勤医師の確保。
その切実さは千曲病院のホームページからも伺える。
何かを改善するためにどこから着手するか・・・
というのは、
改善していく上での最優先事項であると思うが、
今回はそれを常勤医師の確保に持っていったのであろう。
10月には1名、
来年度4月には2名の確保ができそうだということだ。
それこそコロナ禍の中、
一端、日本という国の医療体制についての、
経済的側面の圧迫は止まっているものの、
このコロナ禍が落ち着いた瞬間に、
この事態を利用して、もしくは理由にして、
地方の医療体制への締め付けは更に進むに違いない。
気がつけば、高齢者への様々な対応は純粋な医療から離れていき、
それこそ盲目的に人口密集地における感染症に対応するための医療に、
その経済的リソースが割かれなければならないという、
そんな話になっていくのは想像に易い。
田舎の病院という立ち位置の、
しかも公立病院という苦しい状況にある千曲病院。
一歩間違うと、
病院もない・高校もない・ましてや大きな企業もない・・・
そんな町になってしまう危険性をもつ。
自主独立。
私は個人としても集団としても、
もちろん佐久穂町についても、
もっというと国家としても・・・
1人で生きていくべきという堅苦しいことではなく、
1人で生きていこうという気概をもって、
頼るところは頼り、
助けるところは助ける。
そんな生き方を追い求める必要があると思う。
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