気がつけば夏休みも終わって、
あっという間に通常モードに戻っている今日このごろ。
ふと、次男と三男の夏休みの宿題について思い出したので、
せっかくだから書いておく。
次男も三男もいわゆる新聞という宿題が出ていた。
私が子どものころは、それほどメジャーな宿題項目ではなかったが、
最近の子どもたち・・・特に長野県の子どもたちにとっては、
しごく当たり前の宿題ジャンルとなっている。
おそらく信濃毎日新聞のご努力によるものだとは思うが。
夏休みの宿題、特にポスターや新聞・感想文・エッセイなどは、
取り掛かるまでが7割!
という印象があるし、実感もあるし、
真理ですらないか?とも思う。
今回の次男・三男の新聞もやはり取り掛かるまでが大変だった。
そう。
まず、題材が決まらない!
しかも、題材を決めても全体的なイメージが湧かない!
むしろ、全体的なイメージができないから題材が決められない!
夏休みの宿題帳なんかは、そこがないから、
誰もが取り掛かることができる。
・・・まぁ、どこにもついて回るやる気の問題があるが・・・。
いずれにせよ、新聞なんかはそれに加えて、
題材とイメージの問題が大きくその進行を妨げることになる。
そこで、私の実家である名古屋に、
お盆休みに帰省することを利用できるような、
そこに関わる題材を次男・三男と一緒に考えてみた。
というわけで、
小学校5年生の社会科で学習する輪中について、
特に教科書に題材として挙げられている、
岐阜県海津市
に実際に行ってみて新聞をつくることにした。
そもそも輪中とは、ざっくり言うと、
海抜0m地帯の大きな河川に挟まれた地域のこと。
岐阜県・愛知県・三重県にまたがる濃尾平野には、
滋賀県から流れる揖斐川と、
岐阜県から流れる長良川と、
長野県から流れる木曽川とが集まってきている。
その三川に挟まれてできた堤防に囲まれたエリアが輪中である。
実際の見た目はこんな感じ。
国営木曽三川公園のタワーから見た景色。
ちなみに真ん中に堤防のみのエリアがあるが、
これは木曽三川の流れを改修した結果の分流である。
これを明治時代のお雇い外国人としてけっこう有名な、
オランダ人のゲ・レーテさん。
この写真はどこで撮ったかというと、
海津市の歴史民俗資料館。
というわけで、ここに実際に行って、
次男と三男の夏休みの宿題の
7割部分を埋めてきたというわけだ。
個々の面白そうな話については、
今後の記事で数回に分けて書こうと思う。
9月定例会開会まであと10日
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