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議員のなり手不足と少子化問題と宝くじと幸せのカタチ?

7月14日に行われた、

長野県町村議会議員研修会では、

地方議会議員のなり手不足と少子化問題に対する

講演を聞くことができた。

 

少し暴論傾向だが、

私がイメージする共通点について・・・。

 

両者の問題に共通するのは、

対処療法的に手を打てば改善できる

と、思っているところだと正直思っている。

いや、そんなことはわかり切っていて、

対処療法しかできないという現状があることもまた理解できる。

 

暴論の極論による例を使う。

宝くじに当たりたいか?

と聞かれれば、ほぼほぼほとんどの人がYesと答えるに違いない。

まさに、これと同じだと私は思っている。

結婚したいか?

自分の子どもと生活してみたいか?

議員になってみたいか?

と聞かれれば、特定の条件がなければ、

ほとんどの人がYesと答えるに違いない。

 

しかし、宝くじに当選したいか?と問われ、

Yesと答えた人が、率先して宝くじを買うとは限らない。

それと同様に、

結婚や子どもと一緒に過ごすことや、

小さな地方議会の議員になることであったとしても、

それを具現化するために自分の人生を費やそうと思う人は、

実は・・・と言わなくとも、少ない。

理由は単純で、

消費した何かに対して、

得られる幸せのカタチのビジョンがないからだ。

 

たとえ宝くじが希望者に10枚無料で配られるとしても、

国民全員がそれを受け取るとは到底思えない。

ちょっとした移動のための労力だけで、

大金を受け取ることができるかもしれない・・・

そんな極小リスク極大リターンの条件であったとしても・・・だ。

むしろ、多くの人がそれを受け取りに行かないと感じる。

ましてや、書類を3枚ぐらい書かないと、

宝くじ10枚が貰えないとなると、

もはやそれを貰いに行く人はごくごく少数になるのではないか?

 

それほど、今の人達は、

自分のためじゃない時間と自分が嬉しくなっちゃう労力を、

別のことに費やすことを嫌う。

 

で、これを結婚や家族をつくること、

地方議員になることなどに当てはめたとき、

宝くじ10枚を貰いに行くリスクよりも、

金銭的にも精神的にも社会的にも・・・

そして自分の時間や財力・労力を消費するといったリスクが、

大きいことが容易に想像できる。

 

逆に、それらで得られるリターンは、

経験としても空想としても容易にイメージしにくい。

これでは、その選択をするとは到底思えない。

 

よく、結婚や子育ての支援を行う・・・つまり金銭的援助をすることで、

もしくは地方議会議員に関して言えば、議員報酬を増額することで、

その状況を打破しようとしているが、

私が思うに、それでは傾向を緩やかにすることはできても、

到底、傾向そのものを大きく変えることはできないと思っている。

 

田舎の人口減少もそうかも知れない。

カナダには気候的に人が住みづらいところがいくつかあって、

そこは州にもならず準州というと聞いているが、

そこの人口を増やそうと思って、

さまざまな経済的支援・・・

わたしが聞いたときにはその支援内容に驚いたのを覚えているが・・・

そんな経済的な支援をしたところで、

やっぱりあまり効果はなかったと聞いた。

 

どのテーマにしても、

ようは並程度の経済的援助では、

苦しい状況にある人は救えるかもしれないが、

全体的な傾向を変えるほどの効果はないということなのだろう。

残念なことではあるが、

こればかりは仕方がないことなのかもしれない。

 

UNIVERSE25

という動物実験が思い出されてならない。

 

宮城県登米市議会視察説明まであと3日

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