令和5年度長野県高校入試の
前期選抜の志願者数が発表された。
佐久穂町がある佐久地域にある高校の倍率だけを
抽出してみる。
野沢北高校理数科は前年度1.36倍から1.56倍に大幅に増加。
一方、佐久平総合技術高校の農業科は1.68倍から1.48倍に、
また工業科も同様に倍率が低下している。
小海高校は前年度0.35倍から0.51倍に増えて入るものの、
定員の半分程度でとどまっているのは例年通り。
変化率から見ても、
野沢北高校の理数科以外はほぼ大きな変化はなさそうだ。
野沢北高校の理数科については、
佐久地区の学力上位層が早めに高校入試を決めたい・・・
という思いが出ているのかもしれない。
まぁこのコロナ禍が続く限りは、
きっとその傾向が続くのだろうとおもう。
今回の1.56倍もそれに拍車がかかったというところか・・・。
とはいえ、計算上ではあるが、
小諸商業高校商業科で36人、
小諸高校普通科で24人、
軽井沢高校普通科で15人、
佐久平総合技術高校農業科で29人、
同高校工業科で3人、創造実践科で9人、
そして、野沢北高校理数科で20人・・・
合わせて136人が不合格となる。
前期選抜の多くは、
内申点と志願理由書・面接などで合否が決まる。
冷静に考えれば優劣を付けることなど到底できない。
当日の検査そのものが運ゲー要素が大きい。
が、子どもはそれを理解できていない場合が多く、
また、頭でわかっていても納得できないことも多い。
こんなときに役立つのは、
人生の経験量が多いまわりの大人だ。
願わくば、前期選抜に関わる大人すべてが、
人生で初めて、
お前なんかいらない!
と言われてしまった子どもたちに、
なぐさめや同情ではなく、
これが世の中の有り様であって、
そんなことに動じる必要はない!
ということを、
自分の経験を踏まえて伝えてあげてほしい。
1回の不合格程度で人生を大きく歪めてしまうために、
今まで生きてきたわけではないのだから・・・。
明日、長野県高校入試前期選抜
コメント