4月12日にPTAの理事会・評議委員会があった。
そのときにある保護者からお願いをうけた。
そのお願いというのは、
交差点のスクランブル交差点化。
現状その交差点は、
歩車分離式交差点と呼ばれるものになっている。
この歩車分離式交差点というのは、
車の交通を双方向止めた上で、
歩行者が横断歩道を渡るようになっている交差点のこと。
もちろん、スクランブル交差点ではないので、
双方向の車が止まっていたとしても、
斜め横断はしてはいけない。
だったら、原理的に同じなんだから、
スクランブル交差点でもよいのでは?
という疑問や要望は全国的にも結構あるようだ。
場所はというと、
佐久穂町でおそらく一番大きい交差点である、
千曲病院入り口という交差点。
国道144号から国道299号が分岐する交差点でもあり、
中部横断自動車道の佐久穂ICにつながる交差点だ。
まずはこの交差点の問題点をあらためて整理したい。
【現状】歩行者の交通量より車両の交通量が多いため、押しボタン式の歩車分離式交差点になっている。 → 歩行者の横断時間が短めに設定されている。
問題点としては、
①1回の歩行者用信号で対角の場所に移動できない。 → スクランブル交差点ならいけるのに。
②小学校1年生が余裕を持って渡りきれない。 → 歩行者の横断時間がもう少しながければいいのに。
ということだと思われる。
①については・・・
そこは我慢してもらうしかない。
スクランブル交差点は、
車両通行量と歩行者通行量のバランスを考えて設定される。
つまり、歩行者の通行量が多くなければ設置に踏み切れない。
単純計算しても、斜め横断用に、
現状の歩行者横断用の時間の1.5倍の時間を、
設定しなければならない。
さらに、斜め横断をするための、
横断歩道のゼブラ柄の印刷および斜め用の歩行者用信号を、
新たに設置するためのコストや時間がかかる。
もちろん歩行者優先というのは理解した上で、
スムーズな交通の妨げにならないようにと考えれば、
正直、スクランブル交差点化は難しいと思われる。
②については後編で。
4月臨時議会まであと4日
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