毎月1回以上の会議をもっている
議会改革特別委員会。
今回は議会改革特別委員会の全体会において、
佐久穂町議会における
災害対応のためのBCP案の確認が行われた。
これを何回かに分割して検証していき、
最終的に佐久穂町議会のBCPが完成することになる。
ちなみに、BCPとはBusiness Continuity Planのことで、
日本語だと事業継続計画と訳される。
企業や団体が、テロや災害などの危機的状況下に置かれた場合に、
重要な業務が継続できるようにするための計画書のことをいう。
佐久穂町は、少し前では交通網が麻痺する大雪、
つい最近では、自衛隊の派遣要請をするほどの大きな山火事や、
わざわざ語ることのないほどの東日本台風災害。
そして昨今のコロナ禍と、
大きな災害続きである。
このような状況下で町議会が町議会としてどう動くのか?
といった方針はもとより、
町議会が機能停止にならないような方策を共有するという意味で、
それぞれの議員に意識共有をしなければならない。
過去にも、災害において、
首長が災害のため業務不能となったときに、
地方自治の動きが止まってしまったという例もある。
ちなみに佐久穂町はすでに計画の中で、
町長不在の折の、業務代行の役職順位が決められているので、
そういった心配は非常に少ないが、
案外、条例の最終決定機関である地方議会については、
その計画が明文化されていないことが多いように思う。
佐久穂町議会としてもこのようなBCPを使う日が、
全く来ないことを望むわけだが、
とはいえ、
危機的状況に対する備えとしての、
シミュレーションを踏まえた準備はしておかなければならない。
そんなことはおこらないよ!
と言うのは簡単なことだが、
その言動を政治的な立場でした人たちは、
万万が一それが起こったときに、
どう言い訳を?
どう政治的責任を取るつもりなのだろう・・・
と、最近よくおもうようになった。
政治とは未来に向けての選択をすることだと思うが、
役人個人や政治家個人が、
その職を辞するという責任の取り方をしたとて、
死んだ人は生き返らないし、大切な人の人生は帰ってこない。
結局のところ、私を含めて政治家というのは、
理由や動機はどうあれ、
好きなことを言っている人種なんだろうなぁって、
自分を卑下したくなる。
報道やそこにある発言の真偽はさだかではないが、
令和3年7月3日に起きた熱海土石流災害は、
それより以前から住民による指摘があったと言われている。
県・市・業者が責任をなすりつけあっていたという報道もある。
でも、こういう言い方をしては身も蓋もないが、
県・市・業者以外のその災害原因に手を出せない、
普通の住民がその生命をもって、
その責任のない代償を支払っているのは事実だ。
私は、やはり恐怖を覚える。
自分が、
このような状況を抑止できる立場、
抑止を促せる立場であることを・・・。
本日、議会改革特別委員会開催
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