常任委員会合同視察研修にて、
1日目の午前は山梨県北杜市に。
北杜市は緑の食料システム戦略の中で、
オーガニックビレッジの宣言をしてる。
実は佐久穂町の隣である佐久市も同様に宣言をしている。
で、オーガニックビレッジ宣言を令和5年3月に宣言したことで、
北杜市は有機農業に関して様々な施策を行ってきた。
有機農業の産地としての北杜市のPR活動や、
有機農業生産者同士の連携の強化。
北杜市や周辺への認知の向上、
そしてそもそもの生産性の上昇・・・。
そんな中で北杜市は、
特に学校給食と有機栽培の連携を進めてきている。
北杜市には17の小中学校があって、およそ2600名の児童生徒がいる。
その給食について、主要10品目の地産地消率は約25%で、
そのうち無農薬品は10%ほどとなっている。
特に米は有機栽培によって収穫されたものを、
月に2度ほど提供できている状態だ。
実は、北杜市は山梨県の中でも米作りが盛んな場所。
だから、有機農業としてのお米づくりをすすめている。
また、給食提供に限らず、全体的な食育についても関連付けて、
いくつかの小学校では実際に有機栽培の米作りを体験している。
実際にアイガモロボのプログラミング学習なども兼ねて、
総合的な学習を展開しているようだ。
一般的に給食という業務において、
最優先されるのは効率だと思われる。
3時間ほどの短い時間で学校給食を何百人と用意しなければならない。
そういった状況で、
正直なところ時間的なロスが多い食材・・・特に野菜で、
たとえば形が不揃いだとか虫がついているだとか・・・
そういったものは遠慮したいのが正直なところ。
だが、米であるならば、
そういったハードルは低めに設定されるのではないかと思う。
北杜市における有機農業のとらえかたは、
体によいというスタンスよりも、
環境にやさしい農業としての認識が中心。
その点については、私ももう少し視野を広く持たねばと思う。
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