7月31日と8月1日に、
川久保地区の育成会によるブルーベリー狩りを行なった。
両日とも晴天といっていい天気で、
なんとかホッと胸をなでおろす感じ。
そもそも川久保地区は育成会の行事として、
お泊り会をずっと実施してきた。
ところが、子どもの人口も減り、
今ではこの川久保地区も小学生が19人。
家庭数も13家庭というところまできている。
しかも現実的には現在の小学3年生がそのうち8人を占めている。
また、子どもたち自身のスケジュールも忙しくなり、
親も親でバタバタして、
それこそ育成会の行事自体が保護者への負担を強いている状態。
そして極めつけは新型コロナウイルス対応・・・。
これは、さすがにお泊り会を
昨年同様
に続けるわけにはいかない。
たまたま今年は私が川久保地区育成会の長ということもあって、
手前味噌ではあるものの、
蜜をさけ、保護者の負担も少なく、
できるだけ印象に残る地域行事を・・・
ということで、ブルーベリー狩りの実施となったわけだ。
実施時間は両日とも6:30から8:00まで。
これならブルーベリーの収穫には最適の時間だし、
同時に個人的なスケジュールに対して保護者の負担になりにくい時間帯。
現地集合現地解散という制約はあるものの、
川久保地区から来るまで10分程度の場所にあるので、
そのあたりも支障になりにくいだろう。
しかも、佐久地域は8月1日にお墓参りをするという伝統がある。
これは、過去の大水害が8月1日におこり、
多くの死者が出たため・・・
つまりご先祖様の命日がこぞって8月1日になったためだと言われているが、
この日は、仕事を休む人も多く、
例えば、学習塾の夏期講習でさえ、休日にするところもあるほど、
浸透している習慣である。
まぁ今年はたまたま日曜日だったが・・・。
で、その日は墓参りなどのスケジュールがあるものの、
早朝だけなら時間の都合がつく場合も多い。
そんなこんなでの、自分で言うのもなんだけど、
行事の設定だった。
この日は私の家族全員が協力してくれた。
もちろん、妻も子どもたちも楽しむべき側の立場なのだが、
まぁ実家のブルーベリー園でもあるし、
ありがたく協力をしてもらうことにした。
長男と次男は道案内のために各所に立って車の誘導を。
妻は、ブルーベリー園で、
ブルーベリーおよびブルーベリー園の説明、
また、ブルーベリー狩りをする際の注意事項を話してくれた。
三男は、周りの様子を見ながら接客対応を・・・と、
改めて家族に支えられている私なのだと思わざるを得ない。
無事、行事が済んでよかった。
川久保地区はたまたまこういった行事を組むことができたが、
さてさて人口減少が進む町村の各地区における、
子ども会や育成会の行事・・・
どんどん中止の方向へ向かってしまうのは避けられない。
私としても、
地域で子どもたちを育むことに対して大賛成だが、
それが形骸化し、親の負担が増し、
しかも子どもたちが楽しいと思わないことを、
慣習だからといって続けるつもりはない。
が、ものごと0から1にする労力が、
1から2にすることの労力に比べ物にならないほど、
膨大であることを鑑みると、
容易に中止という決定をするわけにはいかない。
世の中の人全体が、
創造力にあふれ、実行力に富み、
ボランティア精神にあふれていれば、
そんなことはないかもしれないが・・・
夢や理想では現実は動かないのは歴史が証明するところ。
歴史ほど雄大な話でなくとも、
地域の行事というのは、
地域にいる人の創造力と実行力とボランティア精神に支えられている以上、
それらの善意に答えるためにも、
それを現実化するためのに尽力したいと思う。
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