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続・議会に議案が出されたら?

前回の記事で、

佐久穂町企業支援条例の一部を改正する条例の制定について

という、議案第55号を例にとって、

その議案が議案書で提出されるところまで、

説明をした。

説明というより違和感の正体を探った感じだが・・・。

 

さて、その議案とともに、

議員が審査しやすいように、大体は議案資料というものがつく。

それがこちら。

これは条例の改正によく使用される資料で、

新旧対応表というものだ。

右が古い条例の条項、

左が改正後の条例の条項となる。

基本的には一部を改正する条例の制定なので、

改正するところの条項しか載っていない。

だいたいは、これを見ながら、

本会議で概要説明を担当課・・・

この場合、産業振興課の課長から聞く。

 

この前の、議案が提出された段階で、

実は議会運営委員会によって、

この議案を担当委員会である経済福祉常任委員会に、

審査を任せるかどうかが決められる。

今回は、最終日に提出された議案でもあるので、

全員協議会による質問という形を経て、

本会議で直接、質疑・討論・採決を行う手はずとなった。

そこで、本会議は一旦休憩となり、

別室で全員協議会を開催し、

産業振興課から更に詳細の説明を受け、そのあと質問をした。

 

実は私自身が少し混乱し、勘違いをしていたが、

3月定例会に、

佐久穂町企業誘致条例の期限延長の改定がなされたばかり。

その期限延長の理由が、

誘致に関する条件の見直しをしたいから・・・

というものだった。

今回の議案は、

企業支援条例ではあるが、

その条件の見直しについても

ほぼほぼ同じことを課題としている。

すなわち、町内新規雇用2名以上という条件の緩和である。

 

結果、企業誘致条例については今回は議案とならなかったが、

先行してこの企業支援条例が提出されたという流れだ。

となると、

やはり気になるのは、佐久穂町が企業を支援・誘致するにあたって、

どの程度まで支援・誘致に取り組もうとしているかが、

重要な点となる。

その改正までの、検討経過や利用企業数の目標設定などを、

どのように考えてきて、その結果として、

新規雇用の条項を削るだけという結論に至ったのか・・・。

これが、とりあえずの処理であって、

今後、その支援・誘致を活性化する政策を考えているのか?

それとも・・・

 

このようなことを考えながら、

産業振興課の課長に質問をしたり、

その質問の答えを聞きながら、

自分の中の不満と納得の折り合いをつけたりするわけだ・・・。

 

で、本会議にもどって質疑・討論・採決ということになる。

とはいえ、条件が不十分だとか、納得が行かないとの理由で、

方向性としては同意できる条例に対して、

佐久穂町議会議員として手を挙げないということは考えづらい。

そのあたりが、議員として矛盾をはらんでいるところだとも思う。

 

というわけで、2回の記事をつかって、

佐久穂町企業支援条例の一部を改正する条例の制定について

を例にとり、

提示される議案や議案資料も載せながら、

時系列で説明してみた。

大いに感情が入ってしまった・・・ところはご容赦。

 

議会改革特別委員会開催まであと4日後

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