教科書のデジタル化という話が出ている。
なんだか昨日の記事に引き続き・・・
平井卓也デジタル改革担当大臣は10月6日に、
萩生田光一文部科学大臣に、
原則、教科書のデジタル化を提言した。
さらに平井大臣は、
文部科学省が出した健康懸念のためのガイドラインに、
各教科等の授業時数の2分の1未満の利用に制限
とあることに対してナンセンスと批判した。
まず、教科書のデジタル化の話の前に、
私が思う教育業界の最大の問題点を提示しておく。
それは、
教育における常識はエビデンスが薄い
ということ。
エビデンスって最近流行りの言葉で証拠・根拠という意味。
特に科学的な根拠というニアンスで使うことが多い。
例えば、
暗いところで本を読むと目が悪くなるよ
なんてのはまさにその一例。
感覚的納得感はあるけど、
それは目が疲れるということであって、
視力が低下するという要因にはなっていない。
この感覚的納得感というのがおそらく教育には多い。
そもそも教育という分野はそういう傾向の分野なのだということだ。
学力ひとつとってみても、
何をもってそれを計測するのか?
という根本的な問題にぶち当たる。
人と争ってはいけないということを教えるために、
人と仲良くしなければならないという教育的手段を用いてしまう。
こういった経験則に基づく活動が多いのが教育。
いや、それがダメだとはちっとも思っていない。
むしろ教育のそういう側面こそ、
人を育てる大きな要因となっているように思う。
ただ1点を除けば・・・だが。
その1点とは、経験のないことに対する恐怖。
だから、教育の世界は進歩が遅い。
新しいことを取り入れての
トライアルアンドエラーを
積極的には取り入れない風潮がある。
そういった意味では公務員らしい公務員であるといえる。
そしてその風潮をさらに強固にしているのが、
保護者からの批判。
特に先に述べたような
古い常識による批判や個人の思想信念に起因する批判。
このあたりは、教育を良くしていきたいなら、
私達保護者が、今後真剣に考えていかねばならないことだ。
PTAという立場からも保護者教育という観点から、
自分たちで自分たちを高めていく活動をしていかねばならない。
そしてこういった風潮が最大の問題点なのだという認識を、
私達は持たねばならない。
デジタル教科書についての
メリット・デメリットを私なりに簡単に書く。
メリットは、
持ち運びが楽だということ。
いわゆる教科書をいっぱい詰めた思いカバンの問題が解消される。
さらに動画を利用できるということ。
これは思った以上にでかい!
数学などで立体をグリグリ回すことができるし、
理科の実験も実験できないものや観察しづらいものは、
動画で見ることができる。
デメリットは、
やっぱり値段が高いこと。
学校の先生達にとって最大の恐怖は、
こどもがタブレットを破損させることなんじゃないかな?
笑われるかもしれないけど、
授業で教材として使うストレスよりもはるかに大きいと思う。
だって、
高価なタブレットが壊れたら、
たとえ児童生徒が2階からわざと落として破損したとしても、
それって教員のせいだからね。
文部科学省もデジタル改革担当も、
そのあたりを明確にしてあげないと、
デジタル化は進まない!ってぐらい大きな問題。
いわゆる管理責任の負担が格段にあがる。
それが最大のデメリットだと私は思う。
誰かが言わなくてはいけないことだ。
デジタル教科書採用の問題点の本質は、
おそらく学びにはない。
今の学校がどんな立場に置かれているか?
ということにこそ、その本質があることを、
地位も権利も獲得できている
優秀な人材の集まりである大臣や官僚のみなさんは、
理解できないはずはない・・・と私は思うのだが。
どうでしょう?
平井卓也デジタル改革担当大臣。
萩生田光一文部科学大臣。
本日、佐久水道企業団視察研修実施

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