明日から開会の9月定例会は、
試行的にPCやタブレットを持ち込むことができるようになる。
任期終了まであと半年ほどになったが、
議会改革特別委員会では、
ICT活性化部会という部会をつくり、
さまざまなPCやタブレット等の活用を検証していく動きを始めた。
とにもかくにも、
色々と試してみないことには、
問題点はもちろんのこと有用性すら確認できない。
trial and error を繰り返すことが肝要だ。
各議員が様々なことをそれぞれで検証することになろうとは思うが、
私は今回、One Note を使用して、
書き込みをしながら資料を見ることができるか?
つまり、紙による議案書の代わりになるか?を検証したい。
紙のコストを下げることと、
タブレットを使用するストレスとの
バランスをみていくつもりだ。
デジタルトランスフォーメーション、通称DXは
人の生活がよりよいものへと変革する意味をもつ。
これがいわゆるリモート技術の導入などに見られる、
最近の社会的傾向なわけだが、
私はその根幹を、
実距離の短縮と知識・情報の拡充であると思っている。
1つはリモートによって、
遠方への移動を極力少なくすることによって、
時間と労力と費用の縮小をすることができるというもの。
もう1つは、常時インターネット接続を中心に、
リアルタイムの情報収集や知識の補完を、
速やかにできるようになるというもの。
と、私自身がこのように理解しているうえで、
佐久穂町議会にとってのデジタルトランスフォーメーションは、
最低でも、
今、ごくごく普通に使われているデジタル機器の、
当たり前と思われている使用法のレベルまでは、
当たり前に受け入れられるようにしなくてはならない
と思っている。
例えば、現状のルールでは議員は議会の内容を、
録音機器を使って録音してはいけないことになっている。
これは会議規則で決まっていることだが、
その一方で、議会の内容した音声データを、
なんらかの形で公開しようという議論もされている。
私には正直、
なぜ録音してはいけないのかが全くわからない。
そもそも、どんな経緯でそれが決まったのか?
昔の校則を不可思議をもって眺めていたことを思い出す。
そういった意味では、
実はデジタルトランスフォーメーションの一番の弊害は、
法やルール、それにともなう制度なのかもしれない。
決して法を軽視する発言をしているわけではない。
同時に対応していかなければ、
どちらにとっても不利益でしかない現状を危惧しているにすぎない。
まぁ、こういった二律背反の現象は、
どこの世界にも起こりうることだが・・・。
でも、私としては、
思考を停止することだけは避けたいと思っている。
イギリスの議会が、最近、Youtubeで見られるようになった。
それこそ伝統を重んじる議会。
議長以外は議員の名前を呼んではいけない・・・とか、
与党側と野党側で向かい合ってすわる椅子の距離は、
剣がとどかない距離・・・とか。
伝統として残ってきているものの中には、
実害が少なくて面白いとさえ感じるものもある。
だが、現状のイギリス議会、
座席数より議員数が多いために、
立ち見で参加する議員がたくさんいる。
これを伝統だからと笑っていられるイギリスはすごいとは思うが、
立ち見で参加している与党と野党の議員は、
その距離を剣がとどかない距離にしなくていいの?
なんて、
意地悪な質問をついしたくなってしまうなぁ。
明日、9月定例会開会
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