8月18日火曜日13:30から、
8月の全員協議会が開催された。
あらためて全員協議会というものの説明を少し・・・。
全員協議会とは、
佐久穂町議会議員の全員が集まって、
行政側からの報告や説明を聞いたり、
また、それについての質疑をしたりする場。
基本的には採決などの機能はもってはいないのが特徴。
さて、話を今回の協議内容に戻して・・・
今回の全員協議会での協議内容は基本的に3つ。
そのうち今回の記事は、
千曲病院での新型コロナウイルス検査について。
まず、ざっくり簡単に
新型コロナウイルス検査についておさらい。
基本的には検査方法は3種類ある。
1番よく耳にするのはPCR検査。
PCRとはPolymerase Chain Reaction の略で、
日本語ではポリメラーゼ連鎖反応のことをいう・・・らしい。
雑にいうと、ウイルスの遺伝子を増幅させることによって、
そのウイルスがあるかどうかをわかりやすくして検査する方法。
だから、増幅させるにあたって少し時間がかかるうえに、
機材にお金がかかるらしい。
もう1つは、抗原検査というもの。
これは、特定のウイルスに感染した細胞が生み出す、
特異性のある抗原を判定材料にする検査。
抗原というのは、人間の免疫反応を引き起こす元。
抗体が働く原因とでもいったらいいか・・・。
その原因があるかないかを検査するわけだ。
この検査のすごいところは、
検査結果が30分ぐらいででるところ。
これは実に現実的な検査だといえる。
さらに最近、先に出てきたPCR検査に加え、
健康保険の適用になった。
そして、この2つの検査を実際行うには、
当然ながら検査する人の細胞などが必要となる。
それらを採取する方法は、
子どもが大嫌いな長い綿棒を鼻に突っ込んで粘膜をとる手段と・・・
そうそうインフルエンザなどの検査でもよくやるやつ・・・
あとは唾液を採取するという手段と、
大きく分けて2種類の方法があるのが現状。
あとひとつは抗体検査というものだ。
抗体とは免疫反応が働く原因に対して、
実際に働く勇ましい奴らのことをいう。
新型コロナウイルス感染症の場合、
抗体検査でその抗体を保有していることがわかると、
以前に新型コロナウイルスにかかったことがある・・・
ということがわかるはずの検査である。
ただ、この検査は前の2つに比べて、
それほどの精度が出せていないことや、
健康保険の適用が認められず全額実費であることから、
まぁ、今回はあまり考えなくても良い。
さて、長々と検査の話をしてきたが、
この内、今回、抗原検査が健康保険の適用になったということで、
この検査を千曲病院でできるようにするという話。
それでも抗原検査で健康保険の適用になるのは、
症状がある人に限られてくる。
私が思うに、今回、この検査をできるようにする大きな目的は、
自分は陰性であったという自他に与える安心感だ。
となると、やはり症状がない人が検査を受けることが多くなる。
つまり、健康保険の適用はできない場合が多いということだ。
とはいえ、
例えば今回のお盆の時期のように、
佐久穂町に帰省しないという判断をした、
大学生や専門学校生も多かったことだろう。
そういった人たちが、
この検査を受けて陰性を確認する機会を得ることで、
今以上に帰省しやすくなるはずだ。
他にも、東京出張が頻繁にある企業においては、
企業が内部の安心感を得るために、
企業としてこういった検査を利用するということは、
容易に考えうることだ。
行政側としては、
そういった安心感を得るための検査であることも、
十分に理解していて、
健康保険が適用されない場合の
金銭的な補助も考えているようだ。
もちろんこの検査を千曲病院で実施するとなると、
機材や体制などを整えなければならない。
だが、それにかかる費用については、
ほぼ国からの補助金がくるということなので、
とりあえず金銭的には一安心。
ここでしっかりと考えなければならない命題がある。
あたり前のことなのだが、
検査を実施するから新型コロナウイルスになる
わけではない!
ということだ。
どうも、日本人の感覚に染み込んでいるケガレの発想がるからか、
検査を実施すれば新型コロナウイルスが増えると、
直感的に思ってしまう人がいる。
でも、そうではないは自明の理というものだ。
たしかに、
疑いのある人が集まってきてるんだから、
当然、新型コロナウイルスを呼び込むことになるだろ!
という人もいるかも知れない。
でも、冷静になって考えると、
そもそも疑いがある人は、
保健所にまず連絡するのが普通だし、
そうなると、
おそらくPCR検査を受けた上で保健所の指示に従う・・・
という筋書きを進むことになるだろう。
仮に抗原検査を受けに来たとしても、
そういった人は、最初っから、
陽性だったらマズイ!
と思って検査を受けに来るわけだから、
よっぽど自覚のない人よりも、
感染拡大しないように気を使うはず。
また、陰性であることを確認したいという人も同様だ。
仮にそれらの検査で陽性が出たとする。
すわ!でたか!
と大騒ぎする人がいるわけだが、
検査で陽性だったから新型コロナウイルスに感染したわけではなく、
新型コロナウイルスに感染していたから陽性になっただけ。
むしろ、検査を受けないままだったとしたら、
その感染してしまった人を中心とした感染拡大は、
陽性だと判断された時以上に、
もっともっと佐久穂町にとって危険な状態になってしまう。
見えない・・・もしくは、
見てないからなかったことにできる・・・
というのが通用するのは、
まぁ小学校低学年くらいまでじゃないか?
現実はそんな甘いものではない。
知らなかったからといって被害を受けないわけではない。
いずれにせよ、
抗原検査が実施されるようになれば、
知識と知恵をもって事態に臨むならば、
佐久穂町内の安心感というのは広がっていくに違いない。
ただ、何度もいうが、
知識と知恵をもって、
かつ恐怖と不安による偏見を持たずに・・・
という条件つき。
このあたりが、私としては、
佐久穂町という集合体の価値の高さにつながる
と、思っているし、
そういう佐久穂町であってほしいと願っているし、
そうなるためにはやはり小中学生時代の教育って、
とっても大事だなぁって改めて思う次第。

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