広報編集調査特別委員会が開催された。
とはいっても、堅苦しい会議とかではなくて、
住民の皆さんにお届けする議会だよりを、
あーでもないこーでもない、
ここはこうがいいああがいい・・・と言いながら、
その原稿を寄せ集めて推敲して、
なんとか印刷屋さんに届けられる元原稿をつくる。
議会だよりをできるだけ早く住民の皆さんに届けたいのは、
我々としてもヤマヤマなわけだが、
どうしても1ヶ月から1ヶ月半後になってしまう。
現実的なところを今回の実例で言うと、
3月定例会が3月6日に開会。
このとき、佐久穂町町長による招集あいさつがあり、
提出された議案の説明が一通りなされる。
その後、3月11日12日に一般質問が行われ、
そこから委員会審査があって閉会。
そこで議会だよりに必要となるその会議のようすを
音声から文字に起こさなければならない。
録音した音声を業者に依頼して文字起こしをしてもらうわけだ。
その文字起こしをしたデータをもとにして、
一般質問をした各議員に、
それぞれの一般質問のまとめ原稿を3月25日に依頼。
以前、このブログでもその圧縮について書いたことがあるが、
これがまた内容を20分の1ぐらい・・・いやもっとか?
に削除圧縮してもらう。
その原稿を4月1日に受け取って推敲をする。
それまでの間に、広報編集調査特別委員会の面々は、
定例会のまとめや
委員会審査のまとめ、そこでの質疑などのページを別途、作成。
また、議会だよりの最終ページの、
がんばるさくほのチョー民のインタビューや、
紙面に載せる写真の撮影許可や実際の撮影などをする。
4月2日に印刷会社に元原稿を持参し、
1週間程度で印刷用原稿を作成してもらう。
1週間後、
初稿ができあがってきたら、
広報編集調査特別委員7名をはじめとして、
議会事務局や各課の課長などが原稿の確認を行い、
変更を加えて、再び印刷会社へ。
この後、2日間隔ぐらいで、第2稿、第3稿を確認。
このときは、
広報編集調査特別委員会の委員長・副委員長および議会事務局が確認する。
そして予定では4月15日ぐらいに校了。
それから印刷され4月22日に納品される。
これを4月23日、役場から区長へ配布されることになり、
各家庭へと届く・・・。
もちろん他の市町村議会には、
議会終了後2週間程度で、
議会だよりを発行している所もあるようだから、
やってやれないことはないと思う。
もしそれをやるならば、
ページの構成や紙面の内容の再検討が必要で、
そうなると、
どうしても印刷会社の多大な協力が必要となる。
印刷だけでなく、
デザインなどの紙面作成部分で負荷をかけることになるからだ。
そしてその協力を仰ぐためには、
民間業者である以上、あたりまえにお金がかかる。
そのあたりの塩梅で今の形に落ち着いているのが、
佐久穂町議会の議会だよりなんだと思う。
とにかく、住民の皆さんには、
現状を知ってもらわなければ何も始まらない。
大好きの反対は大嫌いではなく、無関心なのだから。
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