高校入試の社会科でよく出題される資料がある。
日本の歴史のちょうど鎌倉時代と室町時代の間・・・。
建武の新政と呼ばれる後醍醐天皇の治世に書かれた、
二条河原の落書。
此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨
から始まる落書きで、
当時の京都の混乱した様子を知れる有名な資料である。
いや、今が新型コロナのせいで混乱しているという話ではない。
このごろ都にはやるもの・・・
ならぬ、
このごろ我が家にはやるもの
の話。
実は子どもが家にいる時間が多くて、
家事や学習などをしている中で、
退屈な時間に麻雀をやるようになった。
私も麻雀をやるわけだが、
これがなかなか子どもたちのとっては頭を使うようで・・・。
さらに点数のやり取りの際に、
暗算などをせっせとやっている様子を見ると、
手先と頭を使うということで、
なかなかよい効果があるのかもしれないと思う。
それよりも我が家で流行っているのが、
思ったもの当てるゲーム。
まず、出題者が何かを思い浮かべる。
回答者はYESとNOで答えられる質問をする。
それをひたすら繰り返して回答者が思ったものを当てるというゲーム。
出題者はできるだけYESとNOで答えるわけだが、
そのあたりは「わからない」なども含めて答えるようにする。
悩んでYESということもあるし、明らかにNOってこともある。
そのあたりははっきり態度に出して答えるようにする。
スマートフォンのゲームでアキネイターというものがあるが、
それに近い。
アキネイターは5回までだったかな?
でも、このゲームは答えが出るまで永遠と続く。
出題者は我慢がならなくなると、
ついヒントを言ってしまいがちだが、
それもご愛嬌。
なんでこんなことをやりだしたかというと、
我が息子たちは、
人に何かを伝える日本語が弱いような気がしたから。
論理学的な日本語の理解も不十分だし、
なにより質問に答える側に配慮した質問ができない。
他の人が、どのような思考の元でYESやNOをひねり出しているのか?
そういったことを探っていける能力も、
子どもたちには身につけてほしいと思うわけだ。
また、出題者をやらせることで、
質問に答えることや、
質問の日本語の意味を考えることも効果があると思う。
世の中、ビデオゲームにさく時間が増えているようだが、
まだまだ、ビデオゲーム以外に楽しい遊びはありそうだ。
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