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たいこう?

たいこう・・・

と、聞いて思い浮かぶ漢字はやはり、

対抗・太閤・・・ぐらいか?

このたいこう、

対口と書く。

 

10月30日の全員協議会には、

実はゲストというか傍聴者がいた。

岐阜県の県庁の方だ。

なぜ岐阜県?と思われることだろう。

それは岐阜県の職員が佐久穂町に、

災害対策で応援に来てくれているからだ。

 

実際、危険な仕事も多い被災処理。

それこそボランティア活動はありがたいものの、

それによる2次的な被災は絶対に避けなければならぬ。

となると、

やはり公務員による活動が増えてしまうのは仕方がない。

だから自衛隊が派遣されたり、

別の都道府県市町村などの公務員が応援に来てくれる。

 

で、その中の1つが岐阜県なわけだ。

???なんで岐阜県?

と思う人もいるかも知れない。

姉妹都市である府中市などが応援をしてくれるのは、

それでも納得がいく。

と、ここで出てくるのが対口支援制度だ。

 

簡単に説明すると、

災害が起こると、

例えば全国知事会などに連絡が行き、

他の被災していない都道府県などに、

被災した市町村への支援員の派遣を分配して行うようにする。

これが対口支援制度だと思っていい。

だから、岐阜県の職員の方々は、

その制度によって派遣されたわけだ。

どこがそういった配分をしているかはわからないが、

佐久穂町には岐阜県!

ということになったのだろう。

 

素朴に考えても、

こういったパートナーシップ制度は実にありがたい。

理由は3つ。

1つ目は、

佐久穂町で災害が起こっているということは、

多くの場合、他の長野県下の市町村でも同じような被害があって、

長野県の職員だけでは量的に対応しきれないこと。

2つ目は、

佐久穂町ぐらいの市町村では、

国の制度を熟知している災害対策の専門家がほぼいないこと。

罹災証明の発行手続きや国の支援制度の案内など、

一度もやったことのない対応を町はすることになる。

でも、長野県の職員を派遣する余裕はほとんどない状況。

そこに、被災していない都道府県の職員をあてるということだと思う。

3つ目は、

ボランティア活動も同様だが、

そういった援助活動を上手に分配しなければ、

その思いも力も有機的に作用しないことが多いこと。

簡単な言い方をすれば、戦力を上手に配分することだ。

これにはどうしても指揮者が必要となる。

あっちいって、こっちいって、これやって、あれやって・・・

が、一定の指揮者なしに有効に働くことはまずない。

 

本当にありがたい限りである。

が、問題はやはりたいこう・・・

対口ってなんだ?どんな意味なんだ?

対口支援制度とは、すなわちカウンターパート制度・・・

だそうだ。

 

カウンターパートcounterpartとは、英語表現としては、

対等な立場とか対応相手とかいった意味。

例えば、

佐久穂町議会議長にとって、

小海町におけるカウンターパートは、

小海町議会議長ということになる。

ほかにもビジネス用語として拡張して、

海外事業などで現地の受け入れ担当機関といった意味にも使われる。

 

で、実際に言うところのカウンター方式というのは、

1つの自治体に1つの自治体を割り当てて、

災害などの支援担当をさせるといった方式のことをいう。

でこれを具体的に大規模実践したのが、

2008年の中国四川大震災のときのようだ。

おそらくこのときに用いられた言葉が対口・・・

おそらく中国語としては

1対1といった意味合いがあるのだと推測する。

この中国での対口支援という言葉を、

そのまま日本でも使用したのではないか?

と勝手に納得した。

興味がある人はもっと調べてみてもらいたい。

私はこの程度の納得で今の所、十分だ。

 

八千穂バレーボール閉会式来賓参加まであと9日

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