9月1日は朝から、
地区の防災訓練・国際交流フェスティバルと、
バタバタしていたわけだが、
午後は午後で、退職校長会主催の、
子育て研修会に全佐久PTA会長として来賓で出席した。
場所は佐久教育会館エデュカルトリア。
時間は14:30~16:00。
講師は現松本市立菅野中学校長で、
かつ、子どもメディア信州の代表も務める
松島恒志氏。
校長という立場で忙しいのに、
長野県の子どもたちとスマホなどの機器との状況を研究し、
各地でその成果をわかりやすく説明し、
啓蒙活動をしている方だ。
長野県PTA連合会もバックアップしている。
以前から名前や噂を聞いていたので、
今回、松島氏の話が聞ける機会を得られたのは貴重だ。
講演の内容の最終地点は、
親のあり方をもう一度考えてみましょう・・・
ということだったように思う。
あくまでも、講演を聞いた私の独断と偏見だが。
子どもと触れ合う時間を増やしましょうと言ってもいいか。
また、実際に長野県内で行ったアンケートなどから、
いろいろな検証がされていた。
失礼ながら、これもまた私見でまとめると、
親のスマホを子どもと共有している状況が多い。
子どもはゲーム機でインターネットに接続している。
ネット関係で子どもが心配しているのはお金である。
といったところか。
ここからは講演を聞いた感想。
基本的には、
松島氏の言っていることはその通りであると思う。
だが、正しい理解をすることと、
正しい行動をすることとの間には大きな隔たりがある。
その隔たりをどのように埋めるか・・・
ということを聞いている側は求めている。
子どもは自分の欲・・・
社会は正義でなければならないとか、
親を喜ばせたい、悲しませたくない
といった、一般的に良いと思われる欲も含めて、
それらの欲を満たすための手段を、
選択できるだけの
知識や知恵をまだ持ち合わせていない。
いや、子どもだけでなく大人もか・・・。
大人はともかく・・・
子どもはだから親に嘘もつくし、
ネットの向こうの、
自分が悪だと信じた相手にも容赦のない攻撃を加える。
本人たちに悪を成しているという自覚がないのが普通で、
しかもそこに、数回の成功体験が得られれば、
もはやそうなってしまうことを誰も止めることができない。
止められるのは子ども自身の知識・知恵だけなのではないか?
道具としてのネットはもはや、
断つことや機会をへらすことは現実的に難しい。
それこそ、もっと子どもたち自身が
スマホやネット、ゲームについても知らねばならぬ。
コレは冗談で言うのだが、
それらのテストをやって成績を通知表に載せてもいいぐらい。
・・・そうすると、むしろネットやゲーム嫌いが増えるのでは?
これは揶揄して言っている。
そしてこの問題を、
さらにややこしくしている最大の問題点は、
大人、保護者だけではなく、社会全体の大人の、
知識・知恵不足。
そもそも子どもが、
学校の学習を仕方がなく聞いて覚えるのはどうしてか?
そこに興味があるから・・・というベストな答えは少数派だろう。
多くの場合は、テストがあるからとか高校進学が・・・とか、
ネガティブなものが多いに違いない。
それでも、大人や教師の言うことを聞くのは、
そこが自分にはできず、その大人や教師ができているから。
問題の解けない数学の教師の授業なんて、
好んで誰が聞くものかよ。
・・・で、スマホについて、ネットについて、ゲームについて。
子どもは大人の意見を聞くだろうか?
少なくとも子ども自身が、自分より理解度の少ない者の意見を聞くか?
いや、罰則が課せられているわけでもないのに聞くわけがなかろう?
まずは大人が答えをもたねばならぬ。
なぜネットを使いすぎてはいけないのか?
なぜゲームをしすぎてはいけないのか?
なぜ母がSNSをしているのに自分はだめなのか?
なぜ父がゲームをしているのに自分はだめなのか?
親の言うことは聞くべきだ!
先生のいうことは聞くべきだ!
なぜ?
いつも自分で考えろっていっているのに、
考えることを否定するようなことを言うの?
矛盾だらけだ。
私が子どもの頃はそう思っていた。
でも、誰も答えてくれない。
そして、それはきっと今でも子どもたちが持っている疑問だと思う。
そして、私は思うわけだ。
スマホやネット、ゲームについてと子どもの関わりを、
今よりも良いものにしていこうと思うならば、
大人は子どもにもわかるような理論武装をすべきだ。
残念なのは、
その理論武装を講演会などでは誰も教えてくれない。
というか、そういったところに論点がいかない。
効果的な解決方法もこれといって提示されるわけではない。
効果が出た研究結果が紹介されるわけでもない。
いつも言われるのは、
親や先生はどうあるべきか?をよく考えてみましょう・・・
という責任はコチラにあるような結論。
あぁ、私が悪いのか・・・というジレンマ。
あなたが悪いのよ・・・という社会批判。
ちょっと卑屈な感じになってしまった。
これは松島氏に対する批判ではない。
松島氏の講演会は現状を理解する上ではとても有効だし、
注意喚起をするということは必要不可欠だからだ。
今後、進んでいく社会に私も子どもも家庭も、
対応していくために、
常に学び、学ぶことで問題意識を持ち、
それに何らかの答えを、親子そろって、集団で集まって、
出そうとすることを頻繁におこない、
家族なりの、集団なりの答えをまずはひねり出す。
それを事あるごとにマイナーチェンジをしていく・・・。
私はそういったことを、
少なくとも私の家庭や私の関わる集団ではしていきたいと強く思う。
明日、9月定例会開会

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