昨日、6月定例会が開会されたわけだが、
専決処分・・・
つまり議会の可否を得ずにまず処理を行っておいて、
その後に議会の承認をうけるという
行政処理の方法。
この承認が5件あった。
また条例案の改定についての多くも、
令和元年度の一般・特別にかかわらず補正予算に関しても、
ある1つのことに影響を受けて、
提出されている。
そう。
10月に行われる消費税の増税。
予算はもちろん消費税の計算が変わってきてしまうので、
8%から10%への変更にともない、
2%分の増額をしなくてはならないし、
そこにともなう軽減措置なんかも含まれてくる。
何度もこのブログにも書いている通り、
私は外国為替取引・・・ドル/円とか。
その為替がすごいことになっている。
どうすごいかって、けっこうな円高になっている。
中学生に説明するのに苦労した思い出しかないが、
円高になると貿易の輸出に関してマイナスが増える。
毎度のことだが、極論で説明したい。
1N(ニシベ)という通貨があったとする。
現在、1N=1000円だとしよう。
これが1N=100円になると1ニシベの価値が下がる。
つまり1Nが安くなる。
これを1円という商品として考えると、
1円=0.001Nが1円=0.01N になって、
1円が10倍の値上がりになったことになる。
つまり、円の価値があがる・・・だから円高。
じゃぁ、これを貿易の場面で考える。
日本は1台1000円の車をニシベという国に売る。
日本の1000円は変わらないが、
ニシベという国での販売価格は1N=1000円なので、
1Nの値札がはられて店頭にならんでいる。
ところが1N=100円となると、
その瞬間に10Nの値札に張り替えられることになる。
10倍の値段になっているから当然売れない。
ましてや、円に代える前に10000Nを会社が持った状態で、
この為替変動がおこったとすると、
日本円にして資産1千万円分が、
一瞬にして10分の1の100万円分になってしまい、
900万円の損失を生むことになる。
・・・と、このように貿易の輸出に関しては、
不利になることが多い。
遠回りになったが、
結局、円高になっている現状は、
輸出で利益を得ている日本にとっては、
不利な状況であると言わねばならない。
だから、景気がいい方向に向かっているとは、
FXをやっている人間としては、
とうてい言えない。
こんな状況下のまま、
あと5ヶ月で消費税を増税することになるという実感が、
まさか6月定例会に出て、
ガツンと思い知らされるとは・・・。
でも、増税はするんだろうなぁって思う。
そうでなければ、
他の政策も全部なしに・・・ということになりかねない。
・・・
う~ん。
となると、増税をする法案を通しておいて、
その上で、減税の処置を時限でするのかなぁ・・・。
例えば10%に上げておいて、
各法案を通したあと、
直接税の減税措置をするとか、
大胆に消費税を-5%するとか・・・うひひ。
そうすれば、
いろいろな方面、
国民にも企業にも、各国にも対応できる・・・
なんてことは素人の妄想だろうか?
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