生活費を補うために、
昨年から投資をちょこっと始めている。
投資といってもいろいろあるが、
私がやっているのは外国為替証拠金取引・・・
いわゆるFXというやつだ。
実際、いざというときのために、
お金をためておくことということが必要だが、
今の世の中、銀行に預けておいても、
1年間預けても金利1%を超えることはまずない。
つまり100万円預けても、1年で1万円が増えることはない。
まぁ、減るというリスクもほぼないので、
そういった意味では安全性は高いが、
手続きの面倒さや有料であることも考えると、
家の金庫?いわゆるタンス預金しておいても、
大差はないような気がしてしまうのは当然。
というわけで、
リスクは承知の上で投資という選択をしたわけだ。
偶然にも・・・ビギナーズラックか?
ちまちまやって、昨年1年間で約200万円の利益を得た。
もちろん確定申告をして20%の税金は申告した。
で、今年に入って1月から4月までで約180万円の利益を得ている。
いや、自慢だと思われては困る。
ここからが、注意喚起になる。
で、今年の5月に入って、
米中貿易戦争
イギリスのプレグジット
EU内の経済的不安定
などがびっくりするほど一気に訪れた。
で、結局、決済していない仮の損、
いわゆる含み損、
つまりマイナスがたった1ヶ月で250万円!
本来、ちゃんとした投資家なら、
リスクマネージメントもあって、
いわゆる損切りというのをするのだが、
私は通算成績がまだプラスであることもあるので、
投資の勉強代だと思って様子を見ている。
というわけで、
投資は怖いよ。
自己責任という言葉で一括りにしちゃうけど、
投資で儲けようという欲があらわになればなるほど、
どうしても無理をするから、
無理をすれば自分の姿勢が崩れて、
どこかにねじれやよどみが出て、
全体のバランスを大きく崩してしまうことは、
投資に限らず、よく見られる現象だ。
ギャンブル依存症という病気がある。
ギャンブル依存症の人の思考だと、
負けたことはさておき、
勝つイメージを無条件でもつらしい。
だから、負け分はいずれ勝って取り戻せる・・・と。
依存症でない人は、
そんなわけないじゃん!
って、笑い飛ばすというか、あきれるというか・・・。
世の中、そんな都合のいいこと・・・と考えるのが普通。
まったくそのとおりだと私も思う。
ギャンブル依存症について考えるに際し、
ふと、気になることがある。
ギャンブル依存症の思考って、
子どものときにどこで身につけるのだろう?
ってこと。
私は科学者でもないから、
妄想で語るのはご勘弁くだされ。
たぶん、それは
最近のビデオゲームによって得られるのでは・・・
と思う。
ビデオゲームって基本的に、
安価にプラスの効果が得られやすいという傾向がある。
将棋やオセロなどを含めた広いゲームでは、
大抵の場合、勝者と敗者が存在する。
だから実力や運に応じて、
喜びも得られるが、
悔しさや挫折感・敗北感を味わうこと
当然ほぼ同じぐらいあるということになる。
でも、今のビデオゲームって、
経緯や経過はあるにしても、結局、
敗者はゲームそのものが担い、
勝者はプレーヤーが担当するようになっている。
じゃないと、売れないし、
遊んでもらえないから。
だから、
何かをすればプラスの効果や成果が得られることが、
展開として圧倒的に多くなる。
ほんのちょっとがんばって大きな効果や成果が得られる、
という経験を多くすることになる。
だってさ、魔王を倒せないとしてさ、
レベルを2つ3つ上げたぐらいで倒せるようになるって、
現実社会であるとおもう?
ゲームにしろ投資にしろ、
やることが悪いとは全く思っていない。
実際に、私は両方をやっているわけだから。
でも、少なくとも、
ゲームや投資についてそういった認識の中で、
取り扱うように心がけている。
だから、自分がそれほどブレなくて済んでいる、
と、自分では思っている。
・・・いつブレるかわからないけどね・・・
でも、
できるかぎりは自覚の中で生きていたいと思っている。
私は子どもたちに、
そういった見方を伝える必要があると思っているし、
実際に、うちの3愚息や塾生にはそれを伝えるようにしている。
もしかしたら、そういった教育が、
ギャンブル依存症になる可能性を下げてくれるのではないかと、
こっそり思いながら・・・。
6月定例会開会まであと3日
コメント