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学校応援団という社会システム?

5月10日に佐久穂小中学校において、

学校応援団の出発の会が行われた。

 

滋賀県で2人の園児の命を奪った痛ましい事故が起こり、

ほかにも交通規則を守りながらも、

いくにんかが命を奪われたり、

大きなけがを負わされたりする交通事故が起こっている。

 

佐久穂小学校PTAにも校外指導部という部門があるが、

現実的には登下校中の児童生徒の安全安心を

十分にはかるところまでは至っていないのが現状だ。

そんな状況に大きな力を発揮してもらっているのは、

毎日毎日、登下校時に子どもたちを見守ってくれている

学校応援団の安全パトロール部会だ。

 

これだけではない。

読書部会や人材バンク部会・福祉教育部会、

そして私が関わっている学習支援部会。

これらの部会が、

佐久穂小中学校を側面から支えている。

今まで通り、各部署で行われてきた支援以外に、

今年度については、

昨年度と同様に小学2年生八千穂高原遠足への同行と見守り、

新しいものとしては、

下校時のスクールバスの見守り、

参観日の居残り児童の指導、

漢字検定の指導・監督などが依頼されている。

 

これらは、以前はPTAがその役割を担ってきた。

だが、子育て世代はそれらの支援に割く時間と労力を

作り出すことが現実的に難しい。

まぁ、そのあたりが現在のPTAという組織の

限界なのかもしれないが・・・

このあたりを経験豊富な高齢者が支援してくれるというのは、

実に都合が良い。

 

誤解を恐れず言うと、

高齢者の社会参加というのは、

少子高齢社会にとって大きな課題の1つである。

その窓口として、

学校応援団への参加はその効果が高い。

問題となっている高齢男性の社会参加についても、

他の社会参加に比べて参加しやすいとも思う。

 

また、組織維持が難しくなりつつあるPTAにとっても、

子どもの様々な支援を学校応援団が行ってくれていることで、

実質的な支援がまかなえていないという状況は、

まぬがれている。

PTAは、PTA組織のためにも、

積極的に学校応援団と連携をとっていく必要がある。

いや、むしろ将来的には一体化していくのかもしれない。

 

文部科学省が推し進めるコミュニティースクール、

そして長野県のいうところの、

信州型コミュニティースクール。

教育的な立場から提唱されたと思われるが、

実はこれらは

働き方改革を推し進めなければならない学校にとっても、

さまざまな問題が顕現しているPTAにとっても、

高齢化のすすむ人口減少地区においても、

新しい社会システムとして

期待されるものなのかもしれない。

 

本日、春の交通安全人波作戦実施

 

 

 

 

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