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中学部活動の現状と施策?

もう4日前になる3月2日。

13:00から千曲市更埴文化会館あんずホールにて、

長野県PTA新役員研修会

に参加してきた。

長野県PTA連合会の主催する

各PTAの新役員に対する研修会で、

中南信と東北信の2ヶ所で行われるうちの東北信の方。

 

構成は、

開会式内で会長挨拶及びPTAに関するミニ講義。

PTAが行っている保険制度の説明。

今年から新たに加わった県教育委員会からの施策説明。

休憩を挟んだ後、

研究委託PTAの活動報告2件。

最後に講演会で、

ペップトーク普及協会の講師、徳武有紀氏による

子どもを本気で応援する言葉がけ

というペップトークについての話。

 

ペップトークについては別の記事にゆずるとして、

今回の記事は中学生のスポーツ活動方針改定について。

いわゆる県教育委員会事務局スポーツ課が出した、

県内の中学生のスポーツや部活についての

施策説明について・・・

というか改定された主な内容を紹介していこう。

 

まずは休養日の設定について。

学期中は週あたり2日以上の休養日を設けるようにする。

平日は少なくとも1日、

週末は少なくとも1日以上の休養をとるように配慮する。

今までと特に違うのは、

「週末の活動が常態化しないように配慮する」

という文言があること。

また、運動部活以外にも多様な活動を行うことができるように、

配慮することもしなければならない。

 

活動時間について。

今までどおり朝部活は行わない。

改定されたのは、全体的部活動時間の短縮。

平日については2時間程度、休日は3時間程度にする。

 

社会体育活動について。

これは以前からも言われているが、

運動部活の延長として行われている社会体育活動

というものを県教育委員会は問題視していて、

それを廃止。

学校管理下で行われる運動部活動

地域において実施されている社会体育活動

へと移行していくようにする。

そうなると、部活動と社会体育は連動は・・・

ということになる。

平成25年度には、部活動の延長社会体育が166校あったが、

平成30年度には29校へと減少している。

 

そうなると当然、

中体連などの大会への参加単位が、

学校にかぎらないことが求められる。

これも現状としてはごくごくあたりまえ。

だって、

県内でも部活の統廃合があった中学校は、

平成30年度で公立185校中、22校におよぶ。

もっと言えば、

秋に行われる新人戦で、

複数の中学校が合同チームで参加したのは65校。

1年生から3年生まで参加できる夏の大会でさえ27校。

ようするに学校単位で大会に参加できる状態ではないのだ。

 

この現状を踏まえての県教育委員会の施策なわけだが、

やはり、実際の子どもたちやその保護者にとっては、

自分の子どもの思いを大事にしたいという現実もまたある。

というか、それがとても強い。

これをどのようにうまくまとめていくか?

現場に、より近い

市町村教育委員会の責務なのだろうが・・・

・・・実に悩ましい問題だ。

 

明日、3月定例会開会

 

 

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