9月14日土曜日・・・に、
佐久穂小学校の運動会が実施される予定だった。
ところが、
前日である14日に天気予報を見てみると・・・
ざっくり午前中に雨雨雨。
最近の天気予報は昔と比べて精度が高い気がする。
その印象が勘違いだとしても、
インターネット端末の普及のおかげで、
狭い範囲の詳細な天気予報が確認できるようになった。
私が佐久長聖中学校の教員だったころも、
ずいぶん助けてもらった。
とってもありがたい時代になったものだ。
さて、私は佐久穂小学校のPTA副会長。
そういう立場ということもあって、
運動会の土曜日開催の中止について、
PTA会長から相談をうけた。
もちろん、早めの土曜日開催の中止をおすすめした。
理由はいくつかあるが、
天気予報の午前中がかなりの高確率で雨だったこと。
朝の中止は、お弁当をつくる保護者にとって、
大きな負担になること・・・など。
で、同じように学校も考えてくれているみたいで、
15日土曜日の開催は中止になり、
日曜日に開催予定ということになった。
さて、この決定を受けて・・・
決定自体は最良であったと私も思っているが、
付随の決定がでてきた。
それは14日金曜日夕方から実施される、
運動会の保護者用の場所取り！
これについては、
当日の天気が持ちそうだったので、
予定通り実施することに決定。
佐久穂町の人がこれを読めば、
誰もが疑問も持たずに、
保護者の場所取りを理解してもらえるだろう。
だが、多くの他地域の人は、
？？？なことだと思う。
・・・現に私がそうだったから・・・
ちなみに私の卒業した小学校では、
運動会は平日開催で給食「あり」だったと記憶している。
席取り・場所取りもなかったような気がする。
これを読んでる人も、
私と同じような印象をもっている人が多いのでは？
ということで・・・ちょっと説明を。
佐久穂小学校では土曜日に運動会を行う。
土曜日だから多くの保護者が応援にくる。
ちなみに児童はお昼ご飯を、
家族と一緒にとる。
もちろん、家族が作ってきた弁当を・・・である。
そのため、運動会中の見学場所の確保であったり、
昼食などの場所としてテントを張ったりすることになる。
それらが、当日に行われると混乱をするので、
場所については地区割がすでにされていて、
なおかつ前日の18：00から、
場所取りやテント張りができる。
ここまででも、驚く人が大勢いると思うが、
さらにその場所取りのために前日の13：00ぐらいから、
保護者が列をつくる・・・わけだ。
で、私達PTAは安全に公平に場所取りが行われるように、
18：00には小学校に出向き、
席取りを安全公平に行うための
補助活動を行ったわけだ。
というわけで、
その場所取りの校庭開放を14日の夕方？に実施。
翌日、雨が降るだろうに・・・
場所は次々と埋まっていき、
テントが次々と建てられていった。
翌日は予報通り、雨。
こうなれば決断は間違いではなかったなぁ、
と思う。
佐久穂小学校のグラウンドは水はけがとても良くて、
そのおかげで18日日曜日は運動会が実施でたわけだ。
むしろ天気が良すぎると文句の出るほど、
良い天気で、私も真っ赤っ赤になってしまった。
こういった決断。
それこそ、もともとあやふやなものであるから、
どうなったとしても、
少なからず不平不満はでる。
過ぎ去った現実を理由に、
ことの是非を語るのは簡単なことだし、
あまり意味がないことだと私は思っている。
むしろ賭けのような気持ちを根拠に、
どうするかを選択するのはあってはならない。
いや、そもそも人は残念ながら、
選択しなかった未来について、
現実がとてもとても良いという場合以外、
良い未来しかイメージしないという
どうしようもない悪いクセを持っているようだ。
簡単に言うと、現実より良い想像しかしない。
だから不平不満にもなる。
これは人間のとっても残念なクセであると思う。
歴史にIFはない・・・と、よく言うが、
ない・・・というより、
すべての可能性について考慮した上で検討しないで、
IFを語ってはいけない・・・
ということなんだろうと思う。
話がズレズレのソレソレだ。
何れにせよ。
私の日焼けの痛さほどの問題はあったにせよ、
延期の決断は称賛に値する。
こどもたちの運動会の様子を見て、
天気の移り変わりのように、
実に晴れやかな時間が過ごせたことに感謝。
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