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縦と横?

西日本では記録的な豪雨となり、

多くの方が被災されているとのこと、

心よりお見舞い申し上げます。

 

ニュースを見ていると被災地の様子が映し出されていて、

目を覆うようなありさまなのだが、

見ているうちに、

なんだかどこも同じ映像のような気がしてきた。

おそらく、

私が感じる「目をおおいたくなる」光景として最も適する場所を

電波に乗せているからではないだろうかと推測する。

 

また、こういった災害が起こるたびに、

被災地の声として届けられるのは、

ボランティアの皆さんへの感謝と、

そのボランティアを統率する存在がないことへの不満だ。

私が生きている間だけでも、

十分すぎるほど災害が起きているのに、

そしてその経験の中でボランティア精神も育まれてきているのに、

今ひとつそれが機能していない様子が感じられる。

物資を届けるに際してもやはり同様の失敗を、

繰り返しているという話をきく。

被災地にものが届かない、

届ききらない、著しい偏りが生じるなど・・・。

 

なぜ、今回改めて災害の話をするのかというと、

一部のラジオ報道を聞いている中で、

「普段、交通の便が良い場所であるだけに、

それが分断された影響は大きい」

というようなことを聞いたからだ。

 

実は今年、長野県のモニターとなって、

アンケートなどを答える機会に恵まれた。

この中で道路行政についてコメントを書くように求められた時、

主要な道路と主要な道路を結ぶ、連絡道路のような・・・

縦の道路と縦の道路を結ぶ役割を担う横の道路を

そろそろ整備する段階にきているのではないか?

というコメントを書いたことを思い出す。

 

佐久穂町でいえば、

佐久市と小海町を結ぶ道路は、

国道141号と、

八千穂高原ICまでしかないものの、

中部横断自動車道がある。

地域を横に渡す道路、

例えば群馬県や茅野市に抜ける道路

などが未だに不十分だ。

 

日本のレベルで見れば、

東名自動車道と新東名自動車道、

そして中央自動車道が、

東西をつなぐ主要な道路として考えられるが、

それらを南北につなぐ道路が、

中部横断自動車道のミッシングリンクを見れば、

不十分であることは明らかだ。

今回の広島や岡山についても、

ついそういった事に思いを馳せてしまう。

山陰地方の発達があって、

かつ山陽との連携が取れる状態であれば・・・と。

 

7月17日、南牧村で、

平成30年度中部横断自動車道議員連盟総会が行われ、

佐久穂町議会議員の全員が参加してきた。

最近の報道で知っている人も多いと思うが、

八千穂高原ICから山梨県の長坂JCTまでの計画が、

少しだけ進んだ。

地道な一歩ではあると思うが、貴重な一歩だと思う。

災害があったときの即応対策はもちろんのことだが、

そののちの被災後の復旧についての対策や、

そのための道路や鉄道、施設をはじめとするインフラ整備こそが、

とても大切なことだと思う。

その面のイマジネーションが欠落しないように、

我々も注意をはらって今後の町のインフラ整備をしなければならない。

 

長野県町村議会議員研修会まであと3日

 

 

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