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お城の石垣を運ぶという場面?

私はどうも、ぶらっと旅行というのが苦手である。

目的を漠然とさせておいて現地に向かう。

そしてその中で、

人や物、できごとの出会いをそのまま楽しむような旅行・・・

いや、素晴らしさは十分に理解できるし、

それって素敵だなぁって思う。

でも、どうも苦手・・・

いや、旅行自体が苦手なのかもしれない。

 

かつて妻と自分の名古屋方面へと旅行に行ったことがある。

もちろん結婚前のことだ。

その時も、

1泊2日で何個のお城が巡れるか?

という企画を勝手に自分で立てての旅行であった。

妻には申し訳ないことをした・・・とも思うが、

諸事そういう風である。

この時に巡ったお城は、

松本城・岐阜城・犬山城・小牧山城・名古屋城・清須城・岡崎城

だったように記憶している。

思ったよりも回れなかったし、

寂れた城跡を含めなかったのも今では少し後悔している。

いや、妻が一緒ならば城跡なんか巡っても、

余計つまらない思いをさせたか・・・。

 

さて、こんなことをするぐらいだから、

日本の城はそれなりに好きだ。

加藤清正や藤堂高虎などの築城の名手なども興味がある。

二人が手がけた城の石垣の見事さは目を見張るものがある。

城は焼けても、石垣はしっかりとそこに存在し続けるわけだか、

それはもう、歴史をつくっているといっても過言ではない。

 

ふと思う。

自分がこの時代に生まれていて、

城づくりにかり出された人足であって、

石垣の石を必死に運んでいる、もしくは積んでいるとしよう。

そこで「なにをしているのか?」と問われたら、

なんて答えるだろうか・・・と。

 

できうるならば、

見てわからないのかとばかり、

「仕事をしているのだ」

とぶっきらぼうに答えるようなことは避けたい。

せめて「城をつくっている」ぐらいは言いたい。

 

で、色々な答えを考えてみる。

これはキザでも何でも構わない。

自分のやっていることをどの様に表現するか・・・の

幅を広げるためにひとつのトレーニングだと思えばいい。

「家族や皆を守ろうとしている」

「芸術活動をしている」

「時代をつくっている」

・・・

「き、きんりょくトレーニング?」

もちろんありのまま

「石を運んでいる」というのもアリだと思うが、

それでも「なんのために?」と追加で問われたときのことを考えてみるといい。

「生活費を稼ぐため」それはそれで立派だ。

「お世話になった大名のため」人のために動けるなんて素敵だ。

「き、きんりょくトレーニング?」ムキムキか?

 

実はこれ、

教員時代に試してみたかった未完成の道徳学習の内容。

実際、試行する機会に恵まれなかったが、

価値はひとつでないし、

他の価値を認めることや

自分の中で複数の価値を見出す、

そういったことの大切さを感じてほしかったという思いがあった。

私はこの程度の表現しか思いつかないが、

皆さんはどうだろう?

イカシタ答えを考えてみてくれるとありがたい。

 

議会改革特別委員会開催まであと4日

 

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