いい天気が続く。
その割には、風は涼しい。
佐久穂町では・・・というか、田園風景の広がる田舎では、
農作業が活発になってくる。
たぶんにもれず、私の妻の実家も田んぼがある。
そのおかげで、我が家はお米に不自由しなくて済むわけだ。
だから我が家にとっても当然、田植えは一大事。
5月19日、土曜日と20日の日曜日で田植えを行った。
ところがである・・・
土曜日の午前中は三男の通う佐久南幼稚園で、
親子レクの企画がかちあってしまった。
この企画では三男と一緒に運動をするので、
ひざに不安を抱えている妻は、
そのお楽しみタイムを私に泣く泣く私に譲ることになる。
となると、土曜日の午前中は私は田植えの戦力にはならない。
実は妻の兄の妻・・・むむむ・・・義理の姉?も、
末の娘が同じ親子レクに参加するので戦線離脱。
妻の兄は医者で、2月に1回の千曲病院での勤務があるので同様。
ジジも実は午前中、息子に診察してもらうため、やはり同様。
と・・・
実に土曜日の午前中は大人が4人戦力にならないという状況であった。
土曜日の午前中は、
苗を購入先から田んぼに運ぶことを行ったわけだが、
これがまたおどろくほどスムーズに仕事が進んだという。
そう。
大人4人の戦線離脱であったが、
小5が2人、小4が1人、小3が2人の子どもが、
大人に負けるとも劣らない戦力となっていたのだ。
おかげで、大人が戦線復帰した土曜日の午後、
そして日曜日の午前中を使って、
田植えはほぼ終了したわけだ。
私のというか、妻の実家はそういう意味では恵まれている。
孫が10歳ぐらいになってきて、
集団としての力が増大してきた気がする。
集団の力というか生命力というべきか・・・。
いずれにせよ、
歴史の授業で学習したことがある、
家族の多さが家族の生命力であるかのような、
昔ながらの農業の様子を、
実感を伴って垣間見た気がした。
田園風景の中に子どもが走り回る風景。
やはり、田園風景だけでは、
そこに郷愁というものを感じきれない自分がいる。
田舎に必要なのは、やっぱり子どもなのではないかと、
田植えを通して改めて実感した次第であった。
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