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聞いてくれると伝えられる幸せ?

同じ地区に住む方とたまたま茂来館で行きあった。

「何をしてるの?」

「これから学習塾なんです」

そんな感じで雑談が始まった。

 

私はほそぼそと佐久穂学習倶楽部という学習塾を運営している。

佐久穂町の子どもに学習の機会を増やそうという思い。

もちろん自分の家計のためでもある。

今年度は現状、小学5年生・中学1年生・中学2年生の授業が動いている。

中学3年生がいないのがちょっと残念な気もするが・・・。

とはいっても、

今年と来年はPTA活動が夜の時間にかぶってしまうことがあると予想されるので、

そもそも大仰に宣伝活動をしているわけではないからしかたがない。

 

で、その時はちょうど小学校5年生の授業の開始前。

茂来館の学習室が18:00から借りることになっていたので、

子どもと一緒に18:00まで待っていたところだった。

まず最初にその方から出た言葉が、

「議員は公共施設を使うのに特別に優遇されているの?」

というものだった。

これには、正直、衝撃を受けた。

たまたま、そこに知り合いもいて、

今後、といっても5年後ぐらいの佐久穂の学習塾などについて、

話をしていたところだったのだが、

その知り合いのほうが、間髪をいれずに、

「ちがう!ちがう!」

と、言ってくれた。

想像するに・・・でもまぁ普通の感覚なら至極当たり前なのだが、

ようするに、

議員だから公共施設で学習塾ができるのか?

ということだと思う。

 

これには2つのポイントがある。

ひとつは、

公共施設で学習塾はやってはならない

という考え方。

もうひとつは

議員はズルができるんだ

という考え方だ。

 

最近の公共施設は会費をとるような活動でも、

住民活動の活性化ということもあってか、

積極的に部屋を活用させてくれる。

佐久市の佐久平交流センターも、

月謝をとるようなセミナーや学習会・研修会を受け入れているし、

小海町の北牧楽集館にいたっては学習塾が専属的に入っている。

各地の区の公民館で小学生の学習塾・・・

公○とか○研などが運営されているところもある。

佐久穂町の茂来館についていえば、

会費などをとる場合は、

通常の部屋の使用料や諸経費の、

2倍の額を支払えば借りられることになっている。

 

知り合いの「ちがう!ちがう!」もそれを知っているからこそ、

質問に間髪入れずに言葉が出てきたのだろう。

でも、正直なところ、

一般の方にはズルをしているように見えるのだろうし、

説明をして納得はすぐしてもらえるものの、

少し切ない思いになってしまう。

 

次に、その方が私に言ったのは、

「いくらでやってるの?」

ということだった。

「ひとつの講座で10,000円です」

そう答えると、素直に、

「いやぁ、高いねぇ」

と言われてしまった。

そうか・・・高いのかぁ・・・。

これが私の率直な感想。

近隣の学習塾の値段などから比べても、

安いことはあっても高いことはないと思っていた。

これもまた、少し切ない気分になった。

 

行きあった人も決して悪気や悪意があって言っているわけではない。

この後、授業が始まるまでの間、

佐久穂町の学習の環境についての意見を聞きながら、

私の今後の思いについて少し話を聞いてもらった。

佐久穂町には学習の場という意味での機会が少ないこと。

ボランティア活動としての学習の場を提供し始めていること。

子どもセンターを有効利用して、ラーニングモールを作りたいこと。

日常生活に埋もれてしまっている教育指導のできる人材を掘り起こしたいこと。

複数の学習塾や個人間で連携体制をとって、子どもたちの学習の機会を広げたいこと。

今の保護者やこれからの保護者に、教育の現状と今後を理解してもらいたいこと。

・・・。

 

私の思いや理想は、

佐久穂教育を発展させるために、

公教育の面は、議員活動の中で、

私教育の面は、佐久穂学習倶楽部の運営や活動の中で、

尽力していくということだ。

 

子どもが小さい頃は祖父母のそばで暮らし、

子どもが小学生や中学生になるころ、また高校入学を機に、

便利がいい佐久市へ出ていく・・・

そんな選択をしなくてもいい佐久穂町にしていきたい。

 

議会改革特別委員会開催まであと10日

 

 

 

 

 

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