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5,000人って何クラス?

長野県の現高校1年生は約20,000人。

今の中学1年生は約19,000人。

つまり3年後の高校1年生が約1,000人減る。

 

これぐらいは予想の範囲内かもしれない。

しかし・・・15年後はどうか。

長野県の現0歳児は約15,000人で

これが15年後ぐらいに高校1年生になる。

 

よく、大きさを表すときに、東京ドーム○個分・・・と言われることがあるけど、

正直よくわからない。

東京ドームの容量自体がわからないから・・・。

誰もが、少なくとも日本人にとってイメージしやすい表現はないものか・・・。

 

さて、さっきの5,000人が減少することを具体的にイメージする。

とりあえず40で割ると、5,000÷40=125。

なんで40?1クラスの人数が40人だから。

つまり15年後には、長野県内で

125クラスが削減される可能性があるってこと。

さらにわかりやすくしよう。

今、長野県内の高校は1学年、おしなべて6クラスぐらい。

125÷6=20.8333・・・ということで約20にしよう。

つまり、約20校の高校がなくなるかもしれない現実の数字。

 

じゃぁ小諸市・佐久市・北佐久郡・南佐久郡、

いわゆる昔の6通学区だけで同じ計算をしてみる。

2,000人(現高1)-1,400人(現0歳)=600人(15年後の減少数)

600人÷40人(1クラス人数)=15クラス(減少クラス数)

15クラス÷6クラス(1校クラス数)=2.5校(減少高校数)

ということで、2校~3校が計算上で減る可能性がある。

しかも、このあたりはだいたい1学年1高校あたり5クラスだから・・・。

 

世の中、計算通りにはいかない。

そんな減るはずもない・・・が、

あと10年後ぐらいには第2次の高校再編の話が本格的になるに違いない。

その時、どんな議論がされることだろうか・・・。

 

現在、高校が無償化されていることを考えると

おそらく国の政策としては、平等性と効率化を主たる思考原理にすえ、

少数クラスの高校運営に難色を示すことだろう。

私立高校との兼ね合いもあることだから、

余計にそういった方向になるのでは・・・と、思ってしまう。

更に、基本的に高校は県レベルの運営だから、

予算がつかなかったら・・・と、さらに思ってしまう。

 

佐久穂町に限って見ると、

おそらく今の2歳児ぐらいから、やむなく、

2クラス編成になると予想される。

そして、佐久穂町に住む2歳児、1歳児、0歳児や・・・は、

小中学校のクラスが減るだけでなく、現実的に受検できる高校が限られてくることになる。

ようするに、人生の選択肢が狭くなる・・・。

これは・・・危機的状況ではないのか?

 

6月定例議会まであと12日

 

 

 

 

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