我が町の大きな課題のひとつは、
統合後に残された小中学校の跡地利用である。
小学校が4つ残っている。
そのうちのひとつ、
西小学校については、役場として利用してはどうかというアイデアが出ている。
これはなかなかよいアイデアだ。
特に災害が起きた際の避難場所や災害本部としての条件がよい。
部屋数も多く、人員を収容できる体育館が併設されている。
少し高台にあって、災害にも強そうだ。
すぐ下には町立病院がある。
数年後には、高速道路のインターチェンジもできる。
もちろんデメリットはあるが、
それを補ってあまりあるメリットがあるように思う。
もうひとつ中央小学校についても、
その跡地利用が具現化しつつある。
今現在は、児童館・学童として機能しているが、
それをもう少し拡大させて、
こどもセンター(仮)にしようというものだ。
ワークショップを行って、意見を集めたりしている。
もちろん私も参加した。
前日の”続・教育の町にしたいぃ!”では、
いくつかの学習支援について書いたが、
そういった私のイメージを現実にしてくれるかもしれない事業だ。
これはあくまでも個人的意見。
あぁ、選挙的にいうと、「討議資料」ってやつ。
こどもセンター(仮)事業では、ぜひ全体像を見据えて考えたい。
まず、この施設の根幹が、多世代支援センターであること。
乳児・幼児・小学生・中学生・高校生・大学生・就職・起業・子育てなど、
それぞれの世代が集まり、その世代が交流できるように運営する。
私は特に小学生や中学生・高校生の支援に興味関心があるから、
今回は、特にそこに焦点をあててみる。
私がやりたいということもあるが、
こどもセンター(仮)に
『ラーニングモール』を設置する。
つまり、習いごと教室や学習教室の商店街みないなものだ。
日常の子どもたちの動きは・・・
放課後、小学校から児童館や学童に来た子どもたちが、
建物から出ることなく、一時的に、習いごとの教室や学習教室にいく。
中学生は、やはり放課後、もしくは部活終了後に、学習教室にいく。
小中学生ともに、基本的には親が迎えにくることになる。
『ラーニングモール』の運営は・・・
『ラーニングモール』では場所、つまり教室を、ほぼ無料で貸し出す。
もちろん、トイレや廊下などの共有スペースもあるので、
その修繕のための費用を、
共益費として月々回収し、ストックとする。
ラーニングモール運営会議を設置し、
教室を借りた人は必ず参加。
共同で運営に当たる。
もちろん議長は持ち回り。
そして、教室を借りる最大の条件は、
週に1度、無料講座を必ず行うこと。
公共の場所で。
もちろん、子どもに向けて。
基本的なイメージは、低学力層および低所得層に向けてのボランティア授業。
できれば、小中学校と協力して実施内容を決めたい。
あ、公共の場所でといったのは、
自分の借りている教室で行うと、
いろいろな意味で収集つかなくなるだろうなぁと思ったから。
ちなみに、『ラーニングモール』は起業サポートの一面もあるので、
教室を借りられる、つまりラーニングモール運営会議に参加できるのは、
町内に本拠地のある法人、および
町に住民税を払っている個人事業主に限る。
といった、条件は必要かもしれない。
もちろん難しいことはいろいろとあるだろうけど、
やっぱり、人が動いていないと、箱は生きないと思うから。
ちなみに、こどもセンター(仮)には『ラーニングモール』以外に、
中学生や高校生が保護者の迎えを待つ間、
静かに自習ができる自習室。
高校生が大学入試などに向けて学習できる
ネット配信型の衛星授業受講スペース。
パンなどの自動販売機も設置した休憩スペース。
などもあると良い。
また、町のこども課と協力して、
不登校の児童・生徒に家庭教師を派遣する基地も置きたい。
これは町の仕事としては、いろいろと制約もあろうから、
『ラーニングモール』の運営会議が主催してもよいかもしれない。
民間が有料で家庭教師を依頼される分にはハードルが低かろうし・・・。
たまたま私は小学生・中学生・高校生に焦点を当てて書いてきたが、
ほかにも、
託児施設・育児相談所・未就園児の遊び場や
町のこども課・教育委員会なども
こどもセンターに集約したらどうかという意見もあがっていた。
私は、
選挙権を持たない、
でもこの町を支えていかなければならない・・・う~ん
いや、子どもたちの義務じゃないな・・・
この町を支えていってほしい・・・という願いかな。
今のこの町の子どもたちのために、
有権者のみなさんと一緒に行動していきたい。
町政は、私のような未来の短いおじさんのためにあるのではなく、
これから長い時間と大きな可能性がある彼らのためにあるのだから。
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