終活という言葉が出るようになって久しいが、
自分はそんなことは全く考えていなかった。
最近は健康に自信がなっくなってきたことも相まって、
少しずつ考えざるを得なくなった。
村八分という言葉がある。
中学の社会科で学習する。
徳川幕府政権下の村という組織における五人組といわれる連帯責任制度。
そして村八分とは共同絶交ともいえるものだ。
おつきあいの8分はしないというものだが、
残りの2分とは、火事と葬儀をさすという。
つまるところ、葬儀というのは伝統的にそういうものなのだ。
それが根付いているからか、
葬儀というと都会以外では、集落全体や互助会による運営が主だ。
今回、驚いたのは新しい形式の葬儀屋さん。
もちろん父の話。
実は実家から歩いて5分のところに、葬儀屋さんが開店した。
最近、東京や大阪・名古屋などの都会で勢力を拡大しつつある業者だ。
その葬儀屋ができた時に、父と母は今後のことも考えて早速入会してきたという。
入会といっても入会金を何千円の単位で支払うだけ。
私がよく知る葬儀屋の会員というのは、積立金を行うイメージがある。
でも、そうではないようだ。
実際、父と母は2人分の入会をしてきたようで、
びっくりしたのは、入会した当の本人でなくとも、
葬儀代を割引する権利を譲渡できるということだ。
極端な話、お隣さんが不幸に見舞われた場合、自分がその会員になっていれば、
お隣さんに権利を譲渡して、会員価格で葬儀を出せるとこと。
これなら互助の働きも付随している。
新しいシステムでの運営で利益もあげ、
現在ではその会社は一部上場を果たしているようだ。
さて、そんなわけで父の葬儀だが、
父の意向で出席者10名ほどの葬儀を営んだ。
もちろん祭壇や花・果物なども用意し、
初七日までとりおこなってその10名には食事をしてもらった。
その代金、全部含めて、
65万円ほど・・・。
世の中は経済で動いているということが実感できる。
さて、自分のいざという時のため、葬儀場をどうするか・・・。
広報調査特別委員会まであと12日
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