来賓として佐久穂中学校の樺松祭に行ってきた。
初日の午前中しか時間が取れなかったので、
開祭式から意見文発表・委員会発表までを参観。
開祭式では
9年生がおそらく試行錯誤して作ったビデオストーリが流された。
勇者様御一行が4つのオーブを取り戻そうとする話。
1日目の午前中だけで2つのオーブを取り返していたので、
あとの2つは、残りのプログラムの途中でお話が進んでいくものと思われる。
本当に、
本当に昔の文化祭と比べ、ITの助力で、
いろいろな企画ができるようになったなぁと実感する。
まぁ、もっとも、
自分の時代にそれがあったからといって、
自分たちに、
あの当時やったものよりも
素晴らしいものができたかどうかは疑問だけど・・・。
私が見た中で特に印象に残ったのは、
委員会発表。
長野県清掃活動・・・なんだっけ・・・。
とにかく、長野県内でおこなわれた会議に佐久穂中学校の生徒が参加。
その時の参加報告がなされた。
長野県は無言清掃を始めとして、独特な学校清掃文化がある。
そもそも、海外の小中学校で、児童生徒が清掃をしているというのは
案外珍しいらしい。
そういった意味では、自分の小中学校を自分で清掃するという、
日本の学校教育における文化だけでも素晴らしいと思うのに・・・。
佐久穂小中学校がおこなっているのは三昧清掃。
・・・ごめんなさい。
正直、ネーミングの由来とか・・・詳しく知らない。
今度、調べておく。
逆に、誇れるものであれば、
もっともっと前面に押し出して認知されるようにアピールしたいな。
保健委員会の発表も驚いた。
数年前から始まった運動器検診。
いわゆるそれがおこなわれる理由ともなった、
子どもロコモと子どもの怪我の多さ。
それをテーマにして、
千曲病院の理学療法士のアドバイスなどを踏まえて、
統計的な数値や運動方法などを説明していた。
いや、これはすごい。
特に感心したのは、
よく、関節を柔らかくすることを推奨する表現を聞くのだが、
筋肉を柔らかく使えるようにしましょうという考え方。
素人ながらに、全くだと思った。
正直、自分が体が硬いから余計賛同!
あと、図書委員会もよかったなぁ。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を、
バックスクリーンで投影しながら、
大きな紙芝居みたいに見せてくれた。
もちろん音読つき。
台詞を言う人も変えて・・・
いや、正直見入ってしまった。
個人的には、ほんと個人的には、
あの宮沢賢治の自己犠牲ありきの世界観が納得いかないんだけど・・・。
でも、そんな自分の意見を表明するためには、
元の土台となる考え方が必要だからね。
私が、納得いかないなぁって思えるのも宮沢賢治のおかげだってことだ。
残念ながら半日しか参加できなかったけど、
ありがとう!
とっても面白かったよ。
佐久穂の中学生、すごいな!
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