3月11・12日に一般質問が行われた。
各議員がおこなったテーマについて、
あくまでもテーマそのものについての
私個人の考えを書いていく。
だから、一般質問の詳細な内容については、
ぜひ各議員からお話を聞いてもらいたい。
今回は3月12日の2日目午後に行われた分。
大日向郵便局についての質問があった。
大日向郵便局は今回の台風19号災害で被災した。
抜井川のなかでも大きな岩があるところの近所だ。
そんな中、被災した郵便局であるが、
どうやら営業再開の見込みがなさそうである。
これについては様々な事情があるが、
郵便局が民営化された今となっては、
1つの企業が営業所を閉じたに過ぎない。
経営形態についての詳細はわからないのでなんともいえないが、
本店直営というよりは、
フランチャイズ経営に近い形式なのではないかと思う。
いずれにせよ民間企業であるならば、
利益が上がらなければ縮小ということになるのは当然。
個別の事象についての是非はなんとも言えないが、
これもまた、
余裕がない状態というのは、
こういった機会によって、
大きな決断を迫られてしまう・・・
といった事例の1つであろうと思う。
支援の必要な子どもたちについて質問があった。
佐久穂小中学校には、
統合前の佐久西小学校と佐久中学校の流れで、
小諸養護学校の分教室ゆめゆりがある。
その学校内での配置が交流に不適当ではないか?
というものだった。
もちろん全部が是でも全部が非でもないが、
教育というものが誰の思いから行われているか?
という大きな命題にぶち当たる事例だとは思う。
その事例の1つとして養護教育を見てみると、
その問題はとてつもなく難しい。
つまり、当の子どもたち自身が、
他の人達とのコミュニケーションや交流を望んでいるのか?
ということになる。
ヒトは社会的な生き物であるという定義が、
そもそも正しい定義なのかという問題もさることながら、
社会的であるというものが、
SNSやインターネットのテクノロジーによって、
必ずしも対面対応でなければならないという制約が、
薄れてきてしまった昨今、
それ以前の世界観で育っている大人たちが思う社会性を、
子どもに押し付けてしまうのもどうだろう?
もちろん子どもの好きなようにやらせる・・・
というのが正しい選択だとは全く思わないんだが、
どうも自分の性格がネガティブだったり、
懐疑的だったりするせいか、
どうもしっくりこない。
まぁ、だから、それでも答えを出すという分野である
政治に興味があるのかもしれないが。
会計年度任用職員と人事評価についての質問があった。
もちろん質問自体は佐久穂町の、
正規職員と非正規職員についてなのだが、
一般企業にもくすぶっている問題だ。
よくある話で、
不当に高い金額を労働力の対価としてもらっている
ということが根本にある。
ほら、社長秘書という肩書を持つ社長の愛人が、
高額な報酬をもらっているっていう、
昭和のドラマに出てくるような設定が顕著でわかりやすい。
佐久穂町の場合は税金で人件費を払っているので、
当然ながら説明責任を追う。
私が議員報酬をもらっていることに関する非難も、
その1つに挙げられるかもしれないが、
そこはまだ選挙という採用方法を経ているので、
なんとか説明できると思う。
佐久穂町が直接、誰かに支払うお金については、
それが委託という形であったとしても、
先の場合よりも大きな説明責任を追うことになるのは自明の理。
しかもそれが予算という形で公表される・・・。
仕事内容が具体的でわかりやすければ、
住民に対しての説明もしやすいが、
今の世の中、よくわからいものほど値段が高いから、
そういった意味では、
なかなか住民に納得してもらうのは難しい。
これはなかなか難問だ。
本日、佐久穂小学校卒業証書授与日
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