佐久穂小学校の英語教育について後編！

引き続き、一般質問の内容を・・・。

 

とうわけで、佐久穂小中学校の英語教育はそれこそ、

マイナーチェンジを迫られる時になっていると私は思う。

 

そこで、私が提示する佐久穂小中学校の英語教育の目標。

いやね、

どうしてもきれいな言葉の並びになってしまいがちの目標でしょ。

だからね、

小中一貫による密接な連携をもった英語教育の実践校として

他校からの視察がある学校！

これどう？

 

だってね、小中一貫校って全国で約230校ぐらいあるんだけど、

長野県内ってことになると、佐久穂小中学校を含めて公立2校、私立3校。

これはもう、レアもの！

ちなみに前回でてきた才教学園は、この5県内にある5校のうちの1校。

だから、やっぱり小中一貫校という特性を活かして、

しかも、

その特性を誇れる学校になって欲しいという強い思いがある。

 

そこで提案をした。

今、佐久穂小中学校では、数学・社会・理科・体育で、

小中教員の相互乗り入れを実践している。

これはすごい！

だから、英語もやろう！

小学校5・6年生は今の40時間から70時間に増える。

本当のこと言うと、NLTが増員されることが望ましいけど、

増加分の30時間は、小学校の担任1人ではなくて、

中学校英語の先生に入ってもらおう！

と、１つはこの検討をしてくれるようにお願いした。

 

実際に英語教育が現実となり、教科書ができてくると、

おそらく電子黒板を利用した授業が実践されるようになるはず。

電子黒板とは・・・あ～っと、大きなタブレット・・・かな。

ちなみに佐久穂小中学校には２台ある。

使っているかどうかは不明。

どこだったかなぁ・・・南佐久郡内の町村で、

全ホームルーム教室に電子黒板が配置されているところもあるらしい。

群馬県の太田市では、学校に理科室ならぬ英語室をつくる

2300万円の補正予算を組んだらしい。

こうやってどんどん時代は進んでいる。

そういった設備投資のことも、

しっかりと視野に入れながら今後の教育行政の運営をお願いします。

 

最後のお願い・・・というか提案は、

2020年度の東京オリンピック・パラリンピックを利用して、

国際化教育の機会を作って欲しいというもの。

 

これには少し説明がいる。

 

まず、英語教育には現状、2つの側面があると思っている。

それはきっと、将来的には1つになるわけだが、

2つの評価というものがあるように思う。

 

ひとつは、

なんとか日常の意思疎通ができるようにするための英語。

これは、文法の正しさなんかは、ちょっと脇に置いておく。

だって、現実的に英語圏の幼稚園児なんか、

三単現のSをつけないで話しているし、

単語をならべても、なんとか会話が通じることが大事。

そういう観点。

昔、和歌山県からカナダに移民した人たちは、和歌山弁まじりで会話したらしい。

み～はよぉ～きのうよぉ～ふぃっしんぐによぉ～・・・

こういう観点は、今の英語教育にかけている部分だともいえる。

 

もうひとつは、

テストでスコアをとるための英語。

周知の通り、大学受験が変わる。

どうやって変わるかはいまだに明確ではないが、

今のところ英語に関しては、

英検やTOEICなどの民間団体に委ねられるかも

という話もでている。

しかも、高校入試は当然のように健在で、

中学の学力学習状況調査にも英語が導入されるようになる。

否が応でも、テストで英語が評価されることからは、

当面逃れられそうにない。

 

さて、そんな状況の中で、

せっかく訪れる東京オリンピック・パラリンピックの機会。

前者の英語の価値観を体感できる絶好の機会だと思う。

正直、英語圏の国との交流でなくてもいい。

いや、むしろ英語圏じゃないほうがいいかも。

違う言語同士が、片言の英語でお互い意思を通じ合おうとする。

そういった経験が、今の英語教育には必要だと思うわけだ。

 

もし、そういったあてがないのであれば、

姉妹都市の府中市と共同で計画をたてるということも考えられる。

府中市はオーストリアのウィーン市と姉妹提携を結んでいる。

オーストリアはドイツ語が公用語だから、私の意図に合致する。

さらに、2020年を待たなくても、

実は2019年にワールドカップラグビーが日本で開催される。

これはもう、奇跡。

実は、府中市はラグビーのまちとうたっている。

佐久穂町単独ではむりかもしれないが、

府中市との連携をすれば、事前活動や教育活動との連携もできるはず。

 

これはぜひ、実現してもらいたい。

こういった経験は、

子どもたちにとって行事以上のものを与えてくれる。

私はそういった場面を何度も見てきた。

きっと長野オリンピックの際に、長野県は一国一校運動をおこなったが、

その時の記憶が小学校時代の記憶として残っている人も多いのではないか・・・。

 

もちろん教育委員会は、

やる

とは言わない。

それが、行政のあり方だし、一般質問で帰ってくる答弁だから。

でも、きっと、頭の隅に今回の質問内容は残っていて、

その時に、実行するにしろ、無視をするにしろ、

行政の政策決定に影響を与えている状況になっていると嬉しいなぁと思う。

 

9月定例会閉会まであと7日